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ヤシャビシャク

ヤシャビシャク RibesambiguumMaxim. 準絶滅危惧
(環境省:絶滅危惧II類) 離弁花植物ユキノシタ科
選定理由 分布域の一部において生育条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 写真を拡大表示します
形態の特徴 高さ1mになる落葉広葉樹の小低木。花は淡緑白色で、直径約1cmの花が1〜3個咲く。葉は長さ3〜5cmの腎円形で互生。浅く3〜5裂し基部は心形。葉の両面と葉柄には軟毛が多い。果実は直径約1cmの球形で腺毛が密生し熟しても緑色。
生育環境 山地帯の落葉広葉樹林に生育。ブナなどの樹幹に着生して生活する。
生活史 開花時期は4〜5月頃である。
分布状況 本州、四国、九州に分布。国外では中国西部に分布。県内では飛騨地方西部、美濃地方西部のブナ帯などで確認記録がある。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 本種は自然性の高いブナ林などに生育する種でこのようなブナ林は減少傾向にある。
保全対策 自然性の高いブナ林など山地帯の落葉広葉樹林の保全・創出に配慮が望まれる。
特記事項  
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