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カキツバタ

カキツバタ IrislaevigataFisch. 絶滅危惧II類
(環境省:絶滅危惧II類) 単子葉植物アヤメ科
選定理由 大部分の生育地で生育条件が明らかに悪化しつつあり、個体数が大幅に減少している。 写真を拡大表示します
形態の特徴 高さ40〜80cmの多年草。花は青紫色で、外花被片は3個あり6〜10cmほどある。果実は鈍い3稜のある長楕円形になり、熟すと3つに裂けて開く。
生育環境 丘陵帯〜山地帯の川辺や湖沼など日当たりのよい水湿地に群生して生育。
生活史 開花時期は5〜6月頃である。
分布状況 北海道、本州、四国、九州に分布。国外では朝鮮半島、中国東北部、シベリア東部に分布。県内では飛騨地方の高山市、清見村、久々野町、美濃地方の可児市などに確認記録がある。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 生育環境となる水湿地の減少。本種の生育環境である水湿地は、人間の生産活動の活発な場所でもあり改変により消失している。
保全対策 本種の生育する水湿地の保全・創出に配慮が望まれる。
特記事項 観賞用として庭園の池などにも栽培される。
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