| 選定理由 |
大部分の生育地で生育条件が明らかに悪化しつつあり、個体数が大幅に減少している。 |
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| 形態の特徴 |
高さ40〜70cmの多年草。花は暗紅色で、葉のつけ根に長さ2cm程度の唇形の花を1〜3個付ける。葉は三角状の卵形で長さ3〜7cm。縁に鋸歯がある。 |
| 生育環境 |
丘陵帯上部〜山地帯の木陰に生育。 |
| 生活史 |
開花時期は8月頃である。 |
| 分布状況 |
日本固有種。神奈川県以西の本州、四国、九州に分布。県内では美濃地方の美山町、春日村、藤橋村、洞戸村で確認記録がある。 |
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| 減少要因 |
落葉広葉樹林の減少。 |
| 保全対策 |
本種の生育するような落葉広葉樹林は可能な限り保全するように配慮が望まれる。 |
| 特記事項 |
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