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ユビナガコウモリ_18622

ユビナガコウモリ Miniopterusschreibersi(Kuhl) 情報不足
  コウモリ目ヒナコウモリ科
選定理由 生息環境などからすると危険性が高いと判断されるが、現状についての情報が乏しく判断できない。 写真を拡大表示します
形態の特徴 頭胴長60〜70mm、体重10〜17gの小型のコウモリ。体毛の色は濃褐色。
生息環境 丘陵帯〜山地帯に生息する。昼間は洞窟、廃坑などを「ねぐら」にする。「ねぐら」では大きな集団を形成し、一つの群れで数万頭におよぶこともある。昆虫類を食べる。
生態 繁殖期は7月頃で、メスだけで大きな集団を形成し出産・哺育を行う。繁殖期以外は雌雄一緒に生活し、数千〜数万頭の大規模な「ねぐら」集団を形成する。採餌は河川上空や樹林の林縁周辺、草地など開けた場所で行ない飛翔昆虫を捕食する。一頭が一日に捕食する昆虫は、約4gともいわれている。
分布状況 本州〜九州、佐渡島、対馬などに分布。国外では朝鮮半島、中国、インドなどに分布。県内では美濃地方の藤橋村、養老町で確認されているのみである。 分布情報図を拡大表示します
危険要因 全国的に分布域をもつ種でありながら、本県では2箇所でしか確認されていない。また、本種は大規模な集団を形成することが知られているが、確認個体数が少ない。この理由については不明であるが、本種のように大規模な集団となる個体群を持続するためには、餌となる多量の昆虫類が必要であり、その供給源となる多様な環境が生息の必要条件と思われる。
特記事項  
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