ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

トウホクヤチネズミ

トウホクヤチネズミ Eothenomysandersoni(Thomas) 準絶滅危惧
  ネズミ目ネズミ科
選定理由 分布域の一部において生息条件が悪化しており、種の存続への圧迫が強まっていると判断される。 写真を拡大表示します
形態の特徴 頭胴長80〜115mm、体重10〜35gのネズミ。体毛は背面が赤褐色から黄褐色、腹面は黄色みを帯びた灰褐色である。
生息環境 山地帯〜高山帯に分布。岩の多い草地などに生息している。
生態 詳細な生態は不明であるが、繁殖期は春〜秋である。
分布状況 日本固有種。本州の中部地方に分布。県内では飛騨地方の白川村、上宝村、丹生川村、朝日村で確認されている。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 本種の生息域は山地帯〜高山帯下部に限られ、県内での分布域は少ない。また、本種は地表の腐植層で主に生活するため、生息環境は地表に落葉が厚く堆積(たいせき)し、地表性昆虫類などの多い場所に限られる。
保全対策 登山道以外の場所に立ち入らないような配慮が望まれる。
特記事項  
<外部リンク>