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第139号(令和7年12月)
☆★☆ GIFU 生涯学習メールマガジン ★☆★
岐阜県が実施する生涯学習事業や県内で活動する生涯学習団体の情報を、NPO・ボランティア団体、高等学校・大学等の教育機関、市町村、その他ご希望をされる皆さまに配信しています。
【編集・発行】岐阜県 県民生活課 生涯学習係
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「生涯学習」とは、一般には人々が生涯に行うあらゆる学習、すなわち、学校教育、家庭教育、社会教育、文化活動、スポーツ活動、レクリエーション活動、ボランティア活動等、様々な場や機会において行う学習の意味で用いられます。
「人生100年時代」や「超スマート社会」に向けて社会が大きな転換点を迎え、生涯学習の重要性は一層高まっている中で、県では「地域づくり型生涯学習」を推進しています。
*「地域づくり型生涯学習」とは、生涯学習による学びの成果を身近な地域の課題解決に役立てていく学習活動のことです。
今回は、令和7年11月19日(水曜日)に開催した、県の生涯学習・社会教育に関連する研修会について報告します。
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◆令和7年度岐阜県生涯学習・社会教育総合推進研修会
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県では、市町村職員や教職員、地域団体、NPO・ボランティア団体、大学等高等教育機関、民間教育事業者、企業等の生涯学習・社会教育の推進に関わる関係者の資質向上及び連携を図ることを目的に、標記研修会を毎年開催しております。
今年度は、「子どもを核とした地域づくり-子どもに育みたい力-」をテーマにオンラインで開催し、市町村職員、社会教育委員、公民館・生涯学習施設職員、地域活動団体関係者、NPO・ボランティア団体関係者、コミュニティ診断士、社会教育士、教職員などの幅広い分野から、107名の方に参加いただきました。
【内容】
はじめに、大分大学教授 清國 祐二 氏より「多様な子どもたちを地域で育てるために-冒険遊び場の実践を通して-」と題し、ご講話いただきました。ご自身が企画運営された”プレイパーク”の実践から、遊び場は子どもの想像力を育むだけではなく、異年齢交流や危険回避について学ぶための場ともなることを教えていただきました。また、あえて不便な状況をつくることで、子どもに考える力を育むなど、誰もが活動に取り入れられるような工夫を学ぶことができました。
次に、一般財団法人ココラボ代表理事 伊藤 大貴 氏より「子どもを核とした地域づくり-地域とともに育みたい子どもたちの力-」と題し、実践発表をしていただきました。「先行きの見えない予測困難な時代を生き抜く子どもたちに課題解決力や他者と協働する力を育みたい」という思いから、県内の中高生の探究学習やキャリア教育のサポートを行っていることをお聞きしました。その取組のうち、高校生が身の回りにある社会課題や興味・関心をテーマに探究活動を行う”マイプロジェクト”についての発表をしていただきました。
【参加者の感想】(一部抜粋)
〈清國氏の講話について〉
○困難を取り除く社会になり、お膳立てされて失敗のないようにされているというのは確かにと思った。失敗して学ぶことや足りないから工夫することこそ、これからの予測不能な社会を生き抜いていく力になると思う。
○「使命感」という表現が深く身に染みた。誰かに言われるでもなく、褒められるでもなく、評価もされない地道な活動が全てこの「使命感」に凝縮されており、自分も含め活動に携わる方皆さまの活動の根源だと感じた。
〈伊藤氏の実践発表について〉
○地域と学生が協働して課題解決に向かう姿勢がとてもよい。学生だけでなく、学生の視点を通して大人も学び、地域も元気になるという循環が生まれることが理想だと思う。
○MY PROJECT AWARDの取組が大変素晴らしいと感じた。動画の中にあった「0から1を創ることができる人は、0から100も創ることができる可能性がある」という言葉が印象的だった。このような経験ができる高校生は、今後の社会を創っていく上で貴重な存在になっていくと実感できる取組だった。
※当研修会の開催概要や過去の研修会の内容は、下記県ホームページに掲載しております。
https://www.pref.gifu.lg.jp/page/8995.html
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