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令和7年度警察署協議会代表者会議概要
令和7年度岐阜県警察署協議会代表者会議の開催について
1 開催日時
令和7年10月29日(水曜日)
午後2時00分から午後4時15分まで
2 開催場所
岐阜県警察本部 大会議室
3 出席者
各警察署協議会代表者
公安委員会委員長及び委員
警察本部長及び警察関係者
4 開催状況
(1) 開会式
公安委員会委員長挨拶
警察本部長挨拶
(2) 全体討議
討議事項 「警察署協議会委員の意見を反映した取組・改善事項について」
(※各警察署協議会委員からの要望・意見に対する警察署の取組について、警察署協議会代表者から発表)
岐阜中警察署協議会
「信号機のない横断歩道に係る交通安全対策」
提言
信号機の無い横断歩道で車が止まらないので対策してほしい。
取組
・信号機が設置されていない横断歩道において、交通違反取締り、歩行者の保護誘導活動を実施。
・小学生に対し、模擬道路を使用した道路の横断訓練や交通安全教育等を実施。
・高齢者方に家庭訪問し、反射材の配布や交通安全指導を実施。
岐阜羽島警察署協議会
「自転車盗総合対策について」
提言
警察署の管内で自転車盗の被害が増加傾向にあるとの説明を受けて、自転車盗被害防止対策として、警察官の姿を見せる活動を
行ったり、訪問型の啓発活動、駐輪場対策の推進、ホームページを活用した情報発信を実施してはどうか。
取組
・駅前の駐輪場において、警察官が広報啓発チラシを配布したり未施錠自転車に警告書を貼付するなど、警察官の姿を見せる活動を
推進。
・著名人による啓発イベントを開催。
・「ヘル・ロック(施錠)運動」として、自転車利用者にヘルメット着用と施錠を呼びかける活動を実施。
大垣警察署協議会
「大垣駅周辺の浄化作戦」
提言
・駅周辺で盗まれたのではと思う自転車をよく見かけることがある。
・大垣駅周辺で少年が集まって、駅利用者の迷惑になっている姿を見かけることがあり、安心して駅を利用できるようにしてほしい。
取組
・自転車盗が発生しにくい環境づくりとして、駅直近の駐輪場において、無施錠の自転車の持ち主には防犯指導等を実施。
・少年犯罪への対策として、駅周辺で、夜間を中心にパトロール活動を実施。
・風俗環境の改善対策として、駅周辺繁華街における検問を実施。
揖斐警察署協議会
「1 協議会委員の街頭活動への参加、協議会認知度の向上」
「2 委員名簿作成及び委員による会合の開催」
提言
警察署協議会について、広く周知できるような活動をしたい。
取組
・警察署協議会委員が警察署が実施している街頭啓発活動に参加。
・警察署協議会開催前に委員のみで会合を行い、委員同士の繋がりを強固にし、提言しやすい環境を整えた。
北方警察署協議会
「通学時における交通安全対策」
提言
・通学路において、速度違反をする車や、横断歩道に歩行者が立っていても止まらない車がおり、取り締まってほしい。
・通学路に信号機のない横断歩道があるが、危険に感じるので注意喚起などの看板等を立てることはできないか。
取組
・通学時間帯の対策として、通学路における交通違反取締りのほか、街頭啓発活動を実施。
・自転車利用者のヘルメット着用率向上のため、高校生らとともに声掛け活動を実施。
関警察署協議会
「水難事故防止対策について」
提言
釣りや川遊びシーズンを迎えるにあたり、水難事故防止のために対策をとってほしい。
取組
・多言語を用いた広報ポスターを作成し、河川敷利用者に対する安全指導を実施。
・多言語を用いた公報動画を作成し、SNSを活用した情報発信を実施。
多治見警察署協議会
「多治見自警団、多治見市役所、多治見警察署、多治見警察署協議会による合同パトロールについて」
提言
多治見警察署管内の治安情勢について説明を受けた中で、関係機関が治安向上に向けて対策を取られていると知り、
警察署協議会でも何かできるのではないか。
取組
・「見せるパトロール活動」として、夜間に駅周辺や商店街において、警察のみならず、自警団なども加わったパトロール活動
を実施。
高山警察署協議会
「高山警察署の交通事故抑止対策」
提言
交通事故抑止のための対策を行ってほしい。
取組
・交通事故抑止対策として、高齢者や外国人に対する交通安全指導を実施。
・富山県南砺警察署や飛騨ブロックの警察署と合同で交通安全出発式や啓発活動を実施。
(3) 全体講評
警察本部長講評(要旨)
本日は、各警察署、各警察署協議会の取組につきまして、御丁寧に紹介いただき、警察署協議会委員の皆様がそれぞれの警察署にコミットしていただけていることを伺うことができ、ありがたいという思いを強くしたところであります。
県警察といたしましては、県内の犯罪情勢等を把握し、治安向上のため、具体的な方針を持った上で、プロセスを検討しながら、業務に邁進していく所存であります。
本日お聞かせいただいた御発表を参考にさせていただきながら、警察行政に反映させていただきたいと思います。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
矢橋委員講評(要旨)
それぞれの警察署協議会からの御発表、ありがとうございました。
皆様のお話を承った中で、地域の治安向上のために、自分たちで何ができるかということを考えていただいた発表が多く、感激するとともに、県民一人一人が、事故を起こさない、犯罪を抑止するという認識を持つことが大事であると改めて考える貴重な機会となりました。
これからも県警察を御支援いただき、問題があれば御指摘をいただき、警察活動への御理解と御支援をどうぞよろしくお願いいたします。
林委員長総括(要旨)
本日は警察署協議会委員の方々の意見を反映した、それぞれの警察署の取組や改善事項をテーマとして、8警察署協議会の代表者の方から御発表をいただき、各警察署協議会委員の方々が警察活動に非常に緊密に取り組んでくださっていることがよくわかりました。
各警察署において開催されている警察署協議会の場においては、警察署協議会委員の方々が、単に、陳情だけを発言されているのではなく、一市民としてどういったことができるのか、また、どのように犯罪や事故に向き合っていけるのかという発想を皆様が持って、会議に臨まれているということに、大変感銘を受けました。
ぜひ、このネットワークを活用し、それぞれの警察署協議会にお持ち帰りいただき、御無理のない範囲で生かしていただき、さらに継続していただけたらと存じます。
(4) 講話
テーマ 「特殊詐欺被害の現状と被害防止対策について」
講師 生活安全部生活安全総務課長

