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ギフムカシゲンゴロウ

ギフムカシゲンゴロウ PhreatodyteselongatusS.Ueno 絶滅危惧I類
(環境省:絶滅危惧I類) コウチュウ目ゲンゴロウ科
選定理由 既知の全ての個体群で、個体数が危機的水準にまで減少している。  
形態の特徴 1.2mmほどの小型種で黄褐色である。ムカシゲンゴロウ科に属し後肢は遊泳形にならない。複眼は消失している。
生息環境 本種は地下水の中で生息しているが、詳しいことはわかっていない。
生態 井戸から採集された模式標本1頭のみが知られている種で、生態は不明である。
分布状況 本州に分布する。岐阜市北一色で1頭記録されているのみである。 分布情報図を拡大表示します
減少要因 地下水汚染、地下水面変動などの地下水環境の変化があげられる。
保全対策 開発や過剰な汲み上げなどによって地下水汚染や水面変動が起こらないよう配慮する。
特記事項  
参考文献 Ueno,S.1996.NewPhreatobionticBeetles(Coleoptera,PhreatodytidaeandDytiscidae)fromJapan.J.speleol.Soc.Japan,21:1-50.

文責:高井泰