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禅昌寺蔵白隠筆絵画[ぜんしょうじぞうはくいんひつかいが]

分類 重要文化財
指定別
所在地 下呂市萩原町中呂
所有者 禅昌寺
指定年月日 昭和34年11月16日

禅昌寺蔵白隠筆絵画

 禅昌寺の絵画は、白隠が宝暦8年(1758)、神戸町瑠璃光寺で愚堂国師の百年法要を終えた後、立ち寄り、滞在したときのものであり、そのまま伝わっているところに意義がある。
出山の釈迦、達磨(直指人心見性成仏)は、白隠の作品中、優作の部類に属する。晩年の作は螺髪を克明に描いたものが多いが、これは頭の中央の丸い禿を残して四方に向かって真直ぐにかすった描き方をしている。両肩は肌脱ぎになり、上方へあげて、腕は寛衣に包まれ不精髭が生えて、山から出てきたばかりの自然の姿をしている。腕釧を二つはめており、あばら骨が胸に並んでいるのが見える。寛衣のしたにわずかに爪先を立てた足をのぞかせている。耳には耳輪をはめている。
達磨は2幅あるが、一つは半身の方は白隠得意のもので、最も多く描いた作品であるが、顔が主体で大きく描き、両眼は卵形で、髭は口をおおい頭は禿げて丸く、後部に少し残っており、胸のところに太い線で中だるみの線を描いて納衣と区割している。壮年期の作は硬いものであり、晩年になるほど墨が薄くなり、思い切って濃淡をはっきりさせている。もう1幅の達磨は寛衣に全身が包まれて顔だけ出しているもので、自賛の語句「いつみても」の語が書いてある。