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本文

絹本著色十二尊像[けんぽんちゃくしょく・じゅうにそんぞう]

分類 重要文化財
指定別
所在地 飛騨市古川町片原町
所有者 五峰山林昌寺
指定年月日 平成4年11月27日

 この「十二尊像」はいわゆる十三仏と密接な関係に結ばれているもののように思われる。本図は十三仏の中からもっとも遠い年忌の本尊である虚空菩薩(慈恩王)を除いたものということになるがあくまでも推定であるので後考が必要である。
本図は寺伝によれば巨勢金岡筆となっているが、昭和6年(1931)1月、帝室博物館美術部長溝口禎次郎氏が行った鑑定結果を、当時の所蔵家が代筆した文章が残されており、それには、「巨勢金岡ノ筆トハ認メズ。筆者ハ断定シ難キモ鎌倉時代中期ノ傑作ニテ、国宝ニ準ズベキ価値アル作品ナリ」と書かれている。この溝口氏による評価結果は、ほぼそのまま認められてしかるべきであろう。また、図像的にも、十三仏を描いたものは多いが、十二尊像というのは極めて珍しく、この点からも重要である。保存状態完好というわけではないが、先の美点はそれを補って余りあるといえよう。