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伝染性紅斑とは

  1. ひと言で言うと、どんな病気ですか。
  2. 大変な病気だと聞きましたが、何が大変なのでしょうか。
  3. どんな症状が出ますか。
  4. うつりますか。どうやって感染するのですか。
  5. どうしたら治りますか。薬やワクチンはありますか。
  6. どんなことに気を付けたらいいですか。

 

ひと言で言うと、どんな病気ですか。

ほほが赤くなることから「リンゴ病」とも呼ばれる、子どもに多い、ヒトからヒトへ感染する病気ですが、妊婦にとっては大変な病気です。

 

大変な病気だと聞きましたが、何が大変なのでしょうか。

伝染性紅斑に感染したことがない女性が妊娠中に感染した場合、胎児の異常(胎児水腫)や流産を起こすことがあります。
そのため、妊婦の方や、そのご家族、周囲の方は、特に予防に心がけることが必要です。

 

どんな症状が出ますか。

  • 微熱やかぜの症状の後に、両ほほに蝶の羽のような赤い発しんが現れます。
  • 続いて、体や手足に網目状やレース状に発しんが広がりますが、これらの発しんは1週間程度で消失します。
    発しんの写真はこちらから(国立健康危機管理研究機構感染症情報提供サイトのページに飛びます)<外部リンク>
  • 大人は、関節痛や頭痛などの症状が出ることがありますが、ほとんどは自然に回復します。しかし、妊娠中の場合は前述のとおり警戒が必要です。

 

うつりますか。どうやって感染するのですか。

  • 発しんが現れてからは、ほとんどヒトにうつす(感染させる)ことはありません。
  • 発しんが現れる前のかぜの症状があるときに、咳やくしゃみのしぶき(飛沫感染)を浴びる、ウイルスのついた手で鼻や口にさわる(接触感染)ことで感染します。
    そのため、気付かないうちに感染してしまうことがあるのです。

 

どうしたら治りますか。薬やワクチンはありますか。

  • 特別な治療や薬はありません。子どもの症状は軽いため、症状に応じた治療により回復します。
  • ワクチンはありません。

 

どんなことに気を付けたらいいですか。

  • 病原体は「ヒトパルボウイルスB19」というアルコール消毒が効きにくいウイルスです。丁寧に手洗いをして感染を予防しましょう。
  • かぜの症状があるときは、いつもよりもこまめに、丁寧に手を洗い、マスクをする、咳やくしゃみをするときは口と鼻をハンカチなどでおおうなど(咳エチケット)して、ヒトにうつさないように心がけることが大切です。
  • 妊娠中の方、妊娠の可能性がある方は、かぜの症状がある方との接触をできる限り避け、手洗いやマスクの着用など基本的な感染予防をおこないましょう。また、かぜの症状の後に発しんが出るなど、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は医療機関に相談しましょう。

咳エチケット

  1. 咳、くしゃみをするときは、ティッシュやハンカチなどで口と鼻をおおいます。
  2. 咳、くしゃみが続くときは、マスクをして口と鼻をおおいます。
  3. マスクをしていないとき、ティッシュやハンカチなどがないときに、とっさに咳、くしゃみをするときは、手ではなく肘の内側で口と鼻をおおいます。
    咳、くしゃみを手で受けてしまったら、よく手を洗いましょう。

 

さらに詳しい情報が必要な方は(参考リンク)

岐阜県内の発生状況