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本文

紙本著色白隠筆白沢ノ図、観音像[しほんちゃくしょく・はくいんひつはくたくのず、かんのんぞう]

分類 重要文化財
指定別
所在地 岐阜市粟野
所有者 大龍寺
指定年月日 昭和49年11月13日

紙本著色白隠筆白沢ノ図、観音像

 白沢ノ図は、密画として白隠禅師作中稀にみる力作である。白沢ノ図の面容は、やや左を見る老人の表情で、顎髭は長く、腹部には3本の角がある。また、腹部の火焔は朱色、微笑する顔面は薄赤、横腹の宝珠は代赭色となっており、全体の背景色は明るい中間色である。白隠は、禅に生きた独自の画風を創造した。画面の右に、賛がある。
白沢は昔、中国における神話的存在であり、幸福を表すシンボル、貴重な神獣として尊ばれてきたという。
観音像の画面の黒い背景は蓮池をあらわし、小さな蓮華の上に座す蓮池観音像である。両手で柳枝と宝珠を胸高く持ち、胸の瓔珞には法輪が輝いている。高い宝冠、耳輪も美しく、白く抜いた丸い光背が目立つ。「慈眼視衆生福壽海無量」の賛がある。表現は極めて自由で気儘の方法で創意に満ちた技法である。