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令和6年度警察署協議会代表者会議概要

令和6年度岐阜県警察署協議会代表者会議の開催について

1 開催日時

 令和6年10月30日(水曜日)

 午後2時00分から午後4時10分まで

2 開催場所 

 岐阜県警察本部 大会議室

3 出席者

 各警察署協議会代表者

 公安委員会委員長及び委員

 警察本部長及び警察関係者

4 開催状況

(1) 開会式

 公安委員会委員長挨拶

 警察本部長挨拶

(2) 全体討議

 討議事項 「警察署協議会委員の意見を反映した取組・改善事項について」

(※各警察署協議会委員からの要望・意見に対する警察署の取組について、警察署協議会代表者から発表)

養老警察署「地域で守る高齢者総合対策」
提言

 高齢者の特殊詐欺被害防止等のために、広報活動を強化してほしい。

取組

◆養老町役場のほか、医療機関や介護事業者等(合計6団体)と「地域で守る高齢者総合対策」に関する協定を締結      

◆協定締結団体の協力のもと、関係機関において特殊詐欺等の各種犯罪被害防止について記載されたチラシや公報マグネット等を配布

◆​老人クラブ等において各種犯罪被害防止や交通事故防止に関する講話を実施

下呂警察署「特殊詐欺被害防止対策」
提言

詐欺電話がかかってきたが、詐欺について知っていたから防ぐことができた。 

詐欺被害を防止するためには、防犯意識の向上や犯罪についての知識を広めることが必要だと思う。

取組

◆下呂市役所と連携し、詐欺に関する注意喚起を記載した電子マネーカード用の封筒を作成し、下呂市内のコンビニエンスストアにて配布

◆市民バンドと連携し、敬老会等の会合において、防犯講話を実施

岐阜羽島警察署「子どもの安全対策 警察官と登校しよう!」
要望

 通学路に警察官を固定配置した見守りだけではなく、警察官が児童と一緒に登校してほしい。

取組

◆管内の小学校と連携し、児童と警察官が一緒に登校する活動を実施

◆登校中には、通学路の危険場所における注意喚起等の交通安全教育を実施

海津警察署「「海津マン」による交通安全教室の実施」
要望

 ヘルメット着用率向上のための対策として、「海津マン」を活用してほしい。

※海津マン…海津警察署のマスコットキャラクター

      平成24年に誕生。担当者の異動等に伴い、一時活動を休止するも令和5年から再開。

取組

◆管内のこども園において「海津マン」による交通安全ショーを開催

岐阜南警察署「県民を交通事故・犯罪から守るための総合対策」
要望

 JR岐阜駅南側一帯における交通事故防止活動、防犯活動について教えてほしい。

取組

◆地元食品店と連携した、特殊詐欺被害防止活動の実施

◆ボランティアの方々とともに、国道21号線における、交通事故防止の呼び掛け活動の実施

岐阜北警察署「地域のマナーアップ対策」
要望

 岐阜北警察署の受け持ち区域に教育機関が多いことから、自転車利用に関する交通安全教育を行ってほしい。

 バーベキュー等をする河川利用者による近隣への迷惑行為や遊泳中の事故防止のための取組を行ってほしい。

取組

◆自転車利用者へのマナーアップ対策

 ・管内の高校や特別支援学校においてバーチャルリアリティーゴーグルを活用した体験型交通教室を開催

 ・各交番・駐在所ごとの交通事故多発場所を分析し、重点的に指導取締り等を実施

◆河川利用者への啓発活動

 ・河川管理者らとともに、水難事故防止やマナーに関する注意喚起やチラシを配布

可児警察署「可児駅前治安総合対策」
要望

 可児駅前が少年のたまり場となっていることから、少年い集への対策として、関係機関と連携した継続的な対応が必要だと思う。

 可児駅前に防犯カメラを積極的に設置してほしい。

取組

◆可児駅周辺において、県議や市長等とともに「みせる活動」として大規模な公報啓発活動の実施

◆駅前の景観に配意しながら、日本語とタガログ語表記で禁止行為等を明示

◆在留外国人の親世代と少年に対する防犯・非行防止等の講話を実施

恵那警察署「外国人技能実習生に対する防犯・防災研修会の実施」
提言

 外国人を犯罪の被害者にも加害者にもさせないまちづくりを目指してはどうか。

取組

◆管内に所在する、多数の外国人技能実習生を雇用する企業の協力を得て、同社で勤務する外国人技能実習生に対し、防犯対策や110番の適正利用、災害への備え等の講話を実施

(3) 全体講評

警察本部長講評(要旨)

 御発表いただいた取組は、いずれも県民の皆様の生活に身近なところでの問題点や課題を提起していただいたもので、警察署協議会の本来の役割というものを再認識するものでした。

 各種施策の必要性や重要性を強く訴えていくという局面では、警察署協議会からの御意見や御提言は、私どもの背中を強く押していただける重要なものであり、そこには地域ならではの気づきがあります。

 今後も警察業務の推進に資するよう努めてまいりますので、どうかよろしくお願いします。

矢橋委員講評(要旨)

 本日の御発表を拝聴し、協議会委員の皆様が、警察の活動に対して積極的に参加し、地域を良くしようと団結している姿に敬服いたしました。地域が抱える問題や課題に対するこのような姿は、まさにまちづくりそのものだと感じました。

 また、在留外国人との共生に関する取組について御発表がありましたが、私の会社では多くの外国人社員を雇用しており、罪を犯させないよう多文化共生を図っていくことが、雇用者としての責任でもあると考えています。多文化共生に向けて御協力できることがありましたら、いつでも御協力させていただきますので、どうぞよろしくお願いします。

佐々木委員講評(要旨)

 御発表のあった取組内容を聞いておりますと、ほとんどが令和6年の県警察の基本指針や重点目標に基づくものであったり、地元の警察署と警察署協議会が協力して活動しているものでしたので、公安委員会として大変感謝しております。

 本日の会議に出席された代表の方々につきましては、発表のあった各警察署協議会の取組内容を持ち帰っていただき、活用してほしいと思います。そうしていただくことで、岐阜県全体の安全・安心に繋がっていくと考えていますので、どうぞよろしくお願いします。

林正子委員長総括(要旨)

 御発表いただいた取組は、いずれも地域の身近な問題点や課題を警察署協議会で分析し、その実効性がチェックされていることが印象的でした。

 また、警察法上、公安委員会は警察を管理するなどと規定されておりますが、ここでいう「管理」とは、私は、警察活動と地域の人たちとの色々な意思疎通であったり、陳情や意見交換であったり、そうしたものが実効性のある警察活動へとスムーズに結び付けられるよう役割を果たすという側面もあると考えています。

 公安委員会としては、協議会委員の皆様の御意見や御発言が実を結び、県警察の警察活動がより一層充実したものになるよう祈念するとともに、その役割を果たしてまいります。

(4) 講話

 テーマ 「大規模災害時等における警察の対応について」

 講師 警備部警備第二課長

(5) 閉会

令和6年度岐阜県警察署協議会代表者会議