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明善寺鐘楼門[みょうぜんじしょうろうもん]

分類 重要文化財
指定別
所在地 白川村荻町
所有者 明善寺
指定年月日 昭和43年5月6日

明善寺鐘楼門

 桁行1間、梁間2間2階造屋根寄棟、茅葺[かやぶき]。
この建物は、いわゆる鐘楼門と称する門と鐘楼を兼用したもので、正面は柱間12尺8寸を1間とし、中央に蟇股[かえるまた]をおき、側面は11尺8寸を二間とし、中央柱上に冠木をおいて門の形式をとり、梁行に貫を通し上部は虹梁[こうりょう]・台輪[だいわ]を廻して軸部を固めている。組物は三斗[みっと]組、軒は一軒[ひとのき]。2階は、鐘楼で方1間、周囲に勾欄[こうらん]を廻し、柱は唐獅子の木鼻[きばな]付虹梁で固めている。組物は出三斗支輪[でみっとしりん]入り、正面は詰組[つめぐみ]、側面は蟇股をおいている。軒は二重扇垂木[おうぎたるき]という特異な建築である。この種の建物がいつ頃から始まったか定かでないが、江戸時代初期頃からみられるもので、一般に1階に屋根のないのが通例で、このように重層式のものは珍しい。また屋根材が茅というのも少ないが、よく地方色を表しているとも言える。

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