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飛水峡の甌穴群[ひすいきょうのおうけつぐん]
飛水峡の甌穴群[ひすいきょうのおうけつぐん]
分類 | 天然記念物 |
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指定別 | 国 |
所在地 | 加茂郡七宗町上麻生洞野清水平細尾谷上山川平地先 |
所有者 | 七宗町 |
指定年月日 |
昭和36年7月6日 |
JR上麻生駅から東に約600m、飛騨川に架かる上麻生橋から上流約2kmの間は峡谷をなして「飛水峡」と呼ばれる。また特異な岩石が連なる景観からロックガーデンとも称されている。
一帯は古生代のチャート層の岩石段丘で、チャート層の褶曲構造も複雑であり、段丘の甌穴(ポットホール)の規模や形態も多種多様である。甌穴は直径1m以上のものだけでも約500個を数え、それ以下の小さなものまでを含めると約900個にもおよぶ。また、甌穴のなかには円礫が残っているものも確認できる。
「飛水峡の甌穴群」は、規模の大きさのみならずその数において日本を代表する地域である。
