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根尾谷淡墨ザクラ[ねおだにうすずみざくら]

根尾谷淡墨ザクラ[ねおだにうすずみざくら]

分類 ​​天然記念物
指定別
所在地 本巣市根尾板所上段
所有者 本巣市
指定年月日

大正11年10月12日

昭和53年3月16日

 このサクラは本巣市根尾板所の山麓台地にあり、この地方で最も古いエドヒガンザクラの巨樹である。根元の幹周囲11m、目通り幹周囲9m、樹高28mで、地上1.5から2.0mのところから4本の大枝が出ている。枝張り東西30m、南北27mである。樹齢は千数百年といわれる。花期は4月中旬頃、白っぽい可憐な花をつける。花盛りを過ぎるとやや淡い墨色になることから「淡墨ザクラ」と呼ばれている。
 このサクラは次のような二つの伝説をもつ。
 一つは、奈良朝のはじめ、根尾左京亮の祖先がこの地に居を構え、以来子孫が村内各地に小城を築いて根尾城と呼び、奈良朝期にこのサクラを根尾氏の先祖の墓のしるしとして植えたとされる。
 もう一つは、第26代継体天皇の御手植えになるものとされる。天皇が幼少のときに奈良の都から根尾に逃げ延び、成長の後、天皇位につくために上洛される際、根尾の人々と暮らしたこの地を忘れないため、また、私の代わりにこのサクラが大きく育つようにとの願いを込めて植えられたと伝わる。

根尾谷淡墨ザクラ