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垂洞のシダレモミ[たるぼらのしだれもみ]
垂洞のシダレモミ[たるぼらのしだれもみ]
分類 | 天然記念物 |
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指定別 | 国 |
所在地 | 中津川市付知町垂洞 |
所有者 | 個人 |
指定年月日 |
昭和12年12月21日 |
垂洞のシダレモミは中津川市付知町垂洞に生育している。樹高約17m、目通り幹周囲約1.2m。地上2mのところで幹が2本に分岐している。名称が示すように枝がどれも垂れ下がっている珍しい樹木である。
言い伝えでは江戸時代、徳本上人がこの地を遍歴した際、路のかたわらに生えていた細いモミの木を杖にした。その山でまじないごとをして杖を逆さまにさしておいた。それが生長してシダレモミとなり、そのモミは枯れたが、その種が同じ場所に芽生えて生長したのがこのシダレモミであるとされている。