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坂本のハナノキ自生地[さかもとのはなのきじせいち]
坂本のハナノキ自生地[さかもとのはなのきじせいち]
分類 | 天然記念物 |
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指定別 | 国 |
所在地 | 中津川市千旦林 |
所有者 | 個人(管理団体:中津川市) |
指定年月日 |
大正9年7月17日 昭和32年7月31日(名称変更) |
坂本のハナノキ自生地は、大正元年(1912)に小泉博士によって、日本で初めてハナノキの自生地として植物学雑誌に報告されたものである。
中津川市千旦林の山林内のやや湿った場所にハナノキが群生している。指定地内には30株余りがあるが、幹の大小や高低は様々である。現在、一番大きなものは、根元の幹周囲2.7m、目通り幹周囲2.3m、樹高16.0mである。指定地では、これらのハナノキを中心に他の樹木も混じり、周辺環境と調和しながら良好に生育している。
昭和59年(1984)に保護柵を設置し、平成5年(1993)には、指定地内への木道設置を中心とする環境整備が実施され、保存と活用が図られている。
