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中将姫誓願ザクラ[ちゅうじょうひめせいがんざくら]
中将姫誓願ザクラ[ちゅうじょうひめせいがんざくら]
分類 | 天然記念物 |
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指定別 | 国 |
所在地 | 岐阜市大洞 |
所有者 | 願成寺 |
指定年月日 | 昭和4年4月2日 |
中将姫誓願サクラは、願成寺境内の本堂前にある。根元から数本の太い幹がわかれ、その周りから細い幹が数本でている。樹高は約8m。このサクラは赤芽の八重ザクラで、花弁の形が細長くその数が25から30枚と多いことが特徴である。例年4月中旬に淡い紅色の混じる白色の花をつける。
奈良朝時代、信仰心の厚い中将姫が、奈良当麻から願成寺の観音様を慕ってこられ、難病を救おうと誓願されてこのサクラを植えられたと伝わる。この伝説と美しい上品な花により、昔から名木として有名で、現在も大切に保護されている。
