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乙塚古墳[おとづかこふん]附段尻巻古墳
乙塚古墳[おとづかこふん]附段尻巻古墳
分類 | 史跡 |
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指定別 | 国 |
所在地 | 土岐市泉町久尻 |
所有者 | 土岐市 |
指定年月日 |
昭和13年12月14日 平成29年10月13日 |
乙塚古墳は、土岐川の河岸段丘に築かれた円墳で、横穴式石室をもち、南に向かって開口している。墳丘直径は27m、高さ6.6m。横穴式石室は全長12.1m。玄室は長さ5.2m、幅2.6m、高さ2.7m。羨道は羨門付近が破壊されているが、長さ6.4m以上、幅2.4m、高さ2.6m。玄門は幅2m、高さ2mである。奥壁は幅2m、高さ2.7mの一枚石で築かれている。石室構築の石材はおもに花崗岩で、部分的にチャートが用いられている。
段尻巻古墳は、乙塚古墳の北西約70mに位置する円墳である。墳丘の直径12.8m、高さ3.6mである。横穴式石室をもち、南に開口している。玄室は長さ3.3m、幅1.7m、高さ1.7mで、羨道は長さ2.7m、幅1.2mあり、玄室と羨道の間には立柱石をおいて玄門を造っている。玄門は左右とも二段積みで、高さ1.5mである。石材は花崗岩が大半であるが、部分的にチャ-トの円礫が使用されている。
