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堂之上遺跡[どうのそらいせき]
堂之上遺跡[どうのそらいせき]
分類 | 史跡 |
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指定別 | 国 |
所在地 | 高山市久々野町久々野 |
所有者 | 高山市 |
指定年月日 |
昭和55年3月24日 |
堂之上遺跡は、南方に張り出した舌状台地、標高約680mの緩斜面上に立地している。縄文時代前期から中期を主体とした集落跡であるが、早期の押型文土器も少数出土した。
土器には関東、信州、東海、近畿各地方の影響がみられる。石棒を立てた石囲炉や埋甕の風習を伴う住居跡、複式炉をもつ敷石住居跡など43件が確認された。集落は、台地中央の土こう群を取り囲むように馬蹄形あるいはコの字形を示している。
縄文時代の生活と祭祀、文化交流のあり方などを典型的に示す重要な遺跡である。
現在は史跡公園として整備され、竪穴住居跡の一部が復元されている。出土遺物は史跡指定地に隣接する歴史民俗資料館に展示されている。
