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明方の山村生産用具[みょうがたのさんそんせいさんようぐ]
明方の山村生産用具[みょうがたのさんそんせいさんようぐ]
分類 | 重要有形民俗文化財 |
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指定別 | 国 |
所在地 | 郡上市明宝 (明宝歴史民俗資料館) |
所有者 | 郡上市 |
指定年月日 |
昭和54年5月21日 |
「明方」とは、現在の郡上市明宝の旧名称である。明方地区は長良川の上流域に位置し、大部分を森林に占められている。必然的にそこに暮らす人々は、自然と深く関わりを持ちながら、農業・林業によって生計を立ててきた。この道具類は、そうした山村での生活に使用した生産用具を集めたものである。生産用具として収集されているのは、木挽きや炭焼きが使用した山樵関係、焼き畑や田畑で使用した農耕用、染織用、手仕事用の道具のほか、運搬具や仕事着、飲食器類、信仰用具などがあり、山村での典型的な生活様式を知るうえで貴重な資料である。これらの用具は明宝歴史民俗資料館に展示されている。
