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高山祭屋台[たかやままつりやたい]
高山祭屋台[たかやままつりやたい]
分類 | 重要有形民俗文化財 |
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指定別 | 国 |
所在地 | 高山市関係各町内 |
所有者 | 各屋台組、高山市 |
指定年月日 |
昭和35年6月9日 |
高山祭屋台は、昭和34年(1959)に25基が岐阜県重要民俗資料に指定され、このうち日枝神社の屋台12基と桜山八幡神社の屋台11基が昭和35年(1960)に国指定となった。
日枝神社の屋台は春祭・山王祭で曳かれ、普段は屋台蔵に格納されている。桜山八幡神社の屋台は秋祭で曳かれ、日頃はその一部が高山屋台会館に展示されている。屋台は上段・中段・下段に分かれており、全高は7から8mある。上段は屋根と柱からなり、からくり人形を備えている屋台もある。祭礼では、このからくり人形を見事に操る姿が観覧でき、これは飛騨の伝統芸能として有名である。中段は各屋台ごとに美しい刺しゅうをほどこした幕でおおわれている。下段は屋台全体を支えるために堅い木を使って丈夫にできているが、ところどころに設けられた欄間などには見事な彫刻がなされている。