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梵鐘[ぼんしょう](真禅院)
梵鐘[ぼんしょう](真禅院)
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 国 |
所在地 | 不破郡垂井町宮代 |
所有者 | 真禅院 |
指定年月日 |
昭和32年2月19日 |
この梵鐘は元は宮処寺のものであったとされる。総高165.0cm、鐘身129.0cm、口径100.7cmで大型の鐘である。大小の区画からなる袈裟襷[けさだすき]は雄大で、中に装飾はない。撞座の蓮華文は撞(つき)つぶされて明瞭ではない。乳は宝珠形[ほうじゅがた]で、1区が4段6列、4区で96個ある。
銘文はないが、竜頭と撞座の向きや撞座の高さ、口唇の形などから、平安時代中期以前の鋳造と考えられる。
昔、垂井宿の南にあった盆池から上がったとも、垂井の小清水から出土したとも伝えられる。
