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太刀 銘三条[たち めいさんじょう]

太刀 銘三条[たち めいさんじょう​

分類 重要文化財
指定別
所在地

不破郡垂井町宮代

(タルイピアセンター寄託)

所有者 南宮大社
指定年月日

昭和9年1月30日

 鎬造[しのぎづくり]、庵棟[いおりむね]、小切先で反り高く踏張りがある。先細りの太刀姿で表裏に棒樋[ぼうひ]を掻流[かきなが]す。地鉄[じがね]小坂目肌詰み地沸[じにえ]一面に付き映りが立つ。刃文は細微な沸出来の小乱刃にやや長き尖刃[とがりば]が交わり小足繁く入る。帽子は、匂口[においくち]やや沈み小丸に返る。生[う]ぶ中心[なかご]の太刀裏に古雅な二字銘がある。

 三条宗近は永延頃(およそ980年以前)の刀匠で本国河内の出身である。上洛して京三条に住み、謡曲や長唄、歌舞伎などでは三条小鍛冶宗近と称し、狐の助力を得て小狐丸の剣を造ったとされる。この太刀は赤坂の矢橋亮吉氏から奉納されたものである。​

太刀 銘三条
(写真提供:南宮大社)