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那比新宮信仰資料[なびしんぐうしんこうしりょう]
那比新宮信仰資料[なびしんぐうしんこうしりょう]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 国 |
所在地 | 郡上市八幡町那比 |
所有者 | 新宮神社 |
指定年月日 |
昭和39年5月26日 平成24年9月6日 |
新宮神社は元は高賀[こうが]山巖屋新宮といわれ、関市洞戸の高賀神社、郡上市美並町の星宮神社などとともに、虚空蔵菩薩を本地仏[ほんぢぶつ]とする高賀信仰につながる神社で、昔ながらの神仏混淆の姿をそのまま今に残している。
金工関係に次のようなものがある。
金銅宝冠虚空蔵菩薩坐像1躯 附貞和2年木札1枚、金銅地蔵菩薩坐像1躯、鰐口2口、錫杖2柄、梵鐘1口、懸仏247面。
背面に正嘉元年(1257)12月14日鋳顕の墨書銘のある虚空蔵菩薩像懸仏1面は、銅張鏡板径67.0cm、仏像上部に天蓋、左右に華瓶[けびょう]をはり付けてあり、作行は極めて優秀である。
梵鐘1口には観応3年(1350)作者朝房の鋳銘がある。
面径30.7cmの銅鰐口1口は、文永5年(1268)の銘があり、県内に現存する鰐口で最古のものである。
