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古瀬戸黄釉瓶子[こせとおうゆうへいし]
古瀬戸黄釉瓶子[こせとおうゆうへいし]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 国 |
所在地 | 郡上市白鳥町長滝杉山 |
所有者 | (長滝)白山神社 |
指定年月日 |
昭和12年7月29日 |
昭和8年、越美南線の鉄道敷設工事中に白山神社の周辺から出土した。両瓶子とも施入銘があり、その銘文から清原広重施入の壺と安楽寺施入の壺とされる。
形姿は腰のくびれた瓶子形で、なで肩になった丸い肩に太い首が付き、口縁横に波状の突起をめぐらして花弁状になっている。このような形態の瓶子は珍しく、他に類例がみられない。
素地は灰白色で、黄釉に縦縞をみるようなムラがある。正和元年12月(1312)の年紀があり、鎌倉時代の制作である。
