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鉄製斧 木柄付[てつせいおの もくへいつき]
鉄製斧 木柄付[てつせいおの もくへいつき]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 国 |
所在地 | 郡上市白鳥町長滝杉山 |
所有者 | (長滝)白山神社 |
指定年月日 |
昭和12年7月29日 |
鉄製斧は白山入峰[にゅうぶ]の際、山伏が使用した法具の一つである。
斧は刃渡り19.7cm。これに巻糸をして漆を塗った長さ110.9cmの木柄が付いている。斧には猪目[いのめ]の形の透かし彫りがあり、袋の座金や鰭[ひれ]の刳形[くりがた]も優れている。
鎌倉時代の制作で、白山神社に来た山伏の遺品と考えられる。
この神社には他にも、古瀬戸黄釉瓶子[こせとおうゆうへいし]、銅仏餉鉢[ぶっしょうはち]など貴重な文化財が数々伝来しており、白山信仰の隆盛ぶりを物語っている。
