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太刀 銘了戒[たち めいりょうかい]
太刀 銘了戒[たち めいりょうかい]
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 国 |
所在地 | 高山市中山町 光ミュージアム |
所有者 | 崇教真光 |
指定年月日 |
昭和28年3月31日 |
鎬造、庵棟、笠木ごころの反り高く、小鋒の形になる。鍛えは板目に柾交じり、白けごころがあり、刃文は直刃調、小丁子、小足入り。匂口しまりごころにややしずみ、帽子はのたれこんで先が小丸となる。
了戒の子に了久信がいることを多くの銘尽が伝えている。この銘のものは太刀、短刀ともに残っている。太刀の作には「山城国住人了久信」銘のもの、短刀に「了久信延慶三年十二月六日」と年紀を添えたものがある。了戒に永仁年紀のものがあり、彼等が親子であり、製作年代も接近していることが知られている。この久信の孫が有名な初代信国である。
