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梵鐘[ぼんしょう](弘安祈願の鐘)
梵鐘[ぼんしょう](弘安祈願の鐘)
分類 | 重要文化財 |
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指定別 | 国 |
所在地 |
大垣市青柳町 (大垣市郷土館寄託) |
所有者 | 国 |
指定年月日 |
昭和39年1月28日 |
弘安3年(1280)10月、美濃一宮南宮神社において、田阿が大勧進、寺家と社家が勧進となり、元寇調状の切なる願いを込めて鋳造したのがこの青銅梵鐘である。銘文によれば、その後この梵鐘は大垣八幡神社に移り、さらに明治6年の神仏分離の際に徳勝寺の所有となったと追銘にある。
鐘身高さ98.0cm、口径72.0cm、撞座高さ20.5cmで、鎌倉時代の梵鐘の特徴をよく備えている。
この梵鐘は県内に現存する有銘梵鐘のうち最古のものである。