ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 分類でさがす > 教育・文化・スポーツ・青少年 > 文化・芸術 > 文化財 > > 桑原家住宅[くわはらけじゅうたく]

本文

桑原家住宅[くわはらけじゅうたく]

桑原家住宅​くわはらけじゅうたく​

分類 重要文化財
指定別
所在地 大垣市上石津町一之瀬
所有者 個人
指定年月日

昭和46年12月28日
昭和60年5月18日
平成7年6月27日

 桑原家は、天文14年(1545)に現在の一之瀬に住み着いたと伝える旧家であり、江戸時代には代々名主を勤めたという。元は東に隣接する一段高い地にあったが、享保18年(1733)に焼失後、現在の地に移ったと伝える。山裾を切り開いた屋敷地の中央に主屋、南に長屋門形式の表門を構え、そのほか数多くの付属屋が立ち並ぶ。
 主屋は、享保19年(1734)に再建され、平屋、茅葺であったが、明治元年(1868)に中2階建、桟瓦葺[さんかわらぶき]に改め、明治19年以降に茶室と便所を増築し、現在の姿に整えられた。その間、寛保2年(1742)に北倉、寛政7年(1795)に米倉、文政元年(1818)頃に表門、同3年(1820)に西倉を建て、同6年(1835)には主屋の東方にあった北倉を西倉に移し、さらに明治中頃以降には西倉・北倉間に造り合いの間を設けている。屋敷内にはそのほか明治26年(1893)建築の南土蔵、加えて馬小屋及び味噌小屋が建つ。
 桑原家住宅は、主屋、米倉、西倉、北倉、表門、南土蔵をはじめとする屋敷構も整っており、西美濃地方における代表的民家として貴重な遺構である。