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三彩[さんさい]県指定

分類 重要無形文化財
指定別
保持者

七代 加藤幸兵衛(多治見市)

指定年月日 令和5年2月21日
写真 七代加藤幸兵衛氏 作陶三彩貼花文珠壷
 七代 加藤幸兵衛氏          三彩貼花文珠壷(七代 加藤幸兵衛作)

 三彩は、二種以上の色釉を素地の上に直接掛け分けた陶器(技法)であり、8世紀に中国から唐三彩が伝播して以降、その施釉技法が奈良三彩や美濃焼を含む施釉陶器の発展に大きな影響を与え、日本の工芸史上重要な位置を占めるとともに芸術的にも価値が高い。
 七代 加藤幸兵衛氏は、多彩釉陶器の制作技法を高度に体得し、国の重要無形文化財「三彩」の保持者となった父加藤卓男氏の助手として8年に及ぶ正倉院三彩の復元に携わり、これに精通している。そして、現在まで人材育成や若手陶芸家の指導を積極的に行い、その制作技法を伝承することに貢献してきた。

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