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第11号(令和5年2月号)

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岐阜県の家庭教育支援メールマガジン 第11号(令和5年2月15日)

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梅の美しい季節となりました。家庭教育支援関係者の皆様におかれましては、

いかがお過ごしでしょうか。

 

岐阜県の家庭教育支援の充実に向けて、各市町村の取組を紹介するメールマガジン。

本号では、前月号につづき今年度、新たに登録された全国の家庭教育支援チームについて、

紹介しています。

 

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 1 今年度、新たに登録された家庭教育支援チームはどんなチーム?(中部地方)

 2 愛知県の家庭教育支援(不登校児童生徒の話し相手、相談相手となるホームフレンド派遣)

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1 今年度登録された家庭教育支援チーム(愛知県)

 

〇犬山市家庭教育支援チーム(愛知県)

【支援チームのホームページ https://kodomo-sct.org/ 】

 

子どもサポートクラブ東海について

2007年11月、地域の子どもたちの支援ボランティア団体として発足した「楽田こどもサポートクラブ・おやじの会」は、2009年8月にNPO法人の認可を受け「特別非営利活動法人 こどもサポートクラブ東海」として新たなスタート。

 

☆メンバーは?

犬山市を中心に小牧・大口・扶桑・江南・各務原などに住む30から70歳代の老若男女で、現在約100名。

地域のこどもたちが様々な体験を通し成長してくれることを願いサポート活動や、支援する側の大人たちの居場所や生きがいづくりを目的として活動。

メンバーは100人。賛助会員企業 約35社。

教育委員会委員2人、子育てネットワーカー5人、民生委員3人、保育士4人、教師7人(現役・元)、学校支援コーディネーター1人、市長1人、県議1人、市会議員2人、保護司2人など

 

☆主な活動は?

近隣小学校・未来園(保育園)などでのお話ボランティアや、小学校での特別支援児のサポート、学校行事を手伝う学校支援事業。「こどもカルチャー講座」「自然教室」「社会見学」などのこどもの体験事業。

 

☆活動の拠点は?

愛知県犬山市字鳥屋越36番地6

 

☆活動の形態は?

保護者等への学びの場の提供と保護者等への地域の居場所づくり

その他、犬山市統合保育支援員派遣事業の委託。

 

☆支援の対象者は?

乳幼児から高校生以上、発達障がいや不登校をもつ保護者に対する活動実施。

 

☆活動内容は?

〇子どもの体験活動

・こどもカルチャー講座(PC・木工・手芸・科学・ドローン・獣医体験など)

・自然教室(山や川での体験)

・社会見学(賛助企業を中心に会社見学)

 

〇学校支援活動

・小学校での本読みボランティア

・未来園などでの茶道指導ボランティア(月 1 回)

・発達障がいを持つ子の 小学校での支援ボランティア

 

〇親子の相談場所

・発達凸凹”こんぺいとうの会“月 1 回(勉強会・情報交換会・親子のあそび)

・子育て広場(子育て相談・不登校相談・知育玩具で遊ぶなど)

 

〇地域の居場所

・子ども食堂・フードパントリー (フードバンクなどとの連携)

・小規模避難所機能を持つ事務所での防災クッキング

 

〇委託事業

・犬山市の未来園における統合保育支援員の派遣

 

〇講演会・養成講座など毎年開催(チラシは 3 市町の小学校全員配布)

・発達障がいや子育てに関する講演会を、専門家を呼んで開催

 

〇ホームスタート事業 令和 5 年度よりスタート予定

 

☆特段の予算措置は?

ない。自主的に活動を実施。

その他の支援により活動を実施。(会員年会費、賛助会員年会費、寄付金、助成金、犬山市委託事業

岐阜県にも、子どもの健全育成など様々な分野にわたって活動されているNPO団体があります。

皆様の地域にあるNPO団体との連携も考えてみることも、この愛知県のように地域ぐるみで子育てと家庭教育を応援することにつながるかもしれません。

 

【岐阜県のNPO団体(県HPリンク先)】

https://www.pref.gifu.lg.jp/page/1513.html

 

 

2 愛知県の家庭教育支援

(不登校児童生徒の話し相手、相談相手となるホームフレンド派遣)

愛知県は、家庭教育の担い手である保護者をはじめ社会の大人全体で子供を育む、総合的な家庭教育支援体制の充実を図るため、「相談活動の充実」、「学習機会の提供」、「指導者の育成」、「地域活動の推進」、「啓発活動」の5点を基本的な柱として、事業を展開しています。

 

そのうち、「相談活動の充実」として、

子供の教育に関して悩みをもつ保護者に対し、家庭教育相談員(家庭教育コーディネーター)が訪問や電話による相談活動を行うだけでなく、ケースに応じて不登校児童生徒の話し相手や遊び相手となる「ホームフレンド」の派遣を行っています。

 

☆ホームフレンドとは?

・大学生ボランティアが不登校児童生徒の話し相手や遊び相手になる。

・家庭教育コーディネーター(教員OB)と共に自宅等を訪問する。

*ホームフレンド単独での訪問は行わない。

 

☆現在、何人の大学生が登録?

30名。募集定員30名のところ大幅に超える応募あった。

 

☆ホームフレンドの派遣依頼は、年間、何件ほどある?

<昨年度実績(令和3年度)>

訪問実人数96人、訪問延べ回数671回

 

☆今後のホームフレンドの派遣については?

 ホームフレンドは家庭教育コーディネーター(小中学校長OBからなる県非常勤職員)と共に家庭訪問をする。令和4年度からこの家庭教育コーディネーターに対し、一人1台のスマートフォンを配備した。今は、オンラインアプリやLINE等を使った相談活動も、訪問をサポートする手段として活用していくノウハウを模索中だ。ホームフレンドにもSNSを使った相談体制の中に組み入れていけると、(今の大学生はなかなか忙しく時間がとれない現状がある)、児童生徒とコンタクトをとる機会が増えるのではと考えている。

 

☆ホームフレンドを活用した人の反応は?

・月に数回、ホームフレンドが来てくれるのを子供が心待ちにしているという話を保護者の方がしてくれました。

 

・トランプや折り紙を一緒にやりながら、子供がとても楽しそうに活動する様子を見て、保護者の方もうれしそうでした。

 

・最初は、うなずきしか反応を見せてくれなかった子供が、自分から話しかけてくれるようになりました。

 

・今では元気に学校生活を送れており、登校できるきっかけとなったようです。

 

・ホームフレンドとの活動を進める中で、子供の表情が和み、笑顔もみられるようになってきました。

 

・最近は、ホームフレンドと近所の広場に外出したり、週1回別室登校ができるようになったりするなど、前向きな行動が増えてきました。

 

 大学生の力も家庭教育支援に生かす興味深い取組だと思います。その活動に関わった大学生自身も地域の中心的な担い手となった時や将来、親となる機会や家庭を築く機会を得たりしたときの大事な学びとなっていることでしょう。

 

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今ある家庭教育支援の体制や地域の人材(大学生など)を生かすこと、

どんな効果が生まれるのか、そういうことも是非、模索してみてください。

そして、子どもたちの健やかな成長のために、岐阜県の家庭教育支援を共に進めましょう。

 

●○●岐阜県の家庭教育支援メールマガジン●○●○●○●○●○●○●○

 

ご意見・ご感想はこちらまでお願いします。

Email:c11260@pref.gifu.lg.jp Tel:058-272-8752(直通)

発行者:岐阜県環境生活部環境生活政策課 生涯学習係

発 行:随時発行

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