本文
大八まちづくり協議会
大八まちづくり協議会(高山市)へコーディネーターを派遣しました
大八まちづくり協議会では、持続可能な地域づくりのために、防災活動や福祉活動等の地域のつながりが必要であり、買い物支援、移動支援をはじめ地域ごとに少子高齢化による課題があると考え、住民意識アンケートを行いました。その結果、近隣や世代を越えた話し合いなどが少ないことも地区全体の課題のひとつであり、対話型の交流を通して、地域の連携を図ることが必要であることが分かりました。そこで、東山中学校との地域学校連携の一環として、町内11会場において、「郷土の未来を語る会(から対話から始まる未来への創造から)」を開催し、中学生がファシリテーターを務める地区ごとのテーマに合わせたワークショップを計画しました。小学生から大人までの幅広い世代が参加するKJ法※を用いた話し合いが令和4年12月10日(土曜日)に行われました。
※KJ法・・・情報をカード化し、同じ系統のものでグループ化することで、情報の整理と分析を行う方法
「ぎふ地域の絆づくり支援センター」では、「岐阜県地域の課題解決応援事業」により、コーディネーターとして、岐阜県コミュニティ診断士の伊藤健生氏、小峠賢次氏、小原隆男氏、柴田充氏、白川健一氏、曽我喜美子氏、見廣貢輔氏、山下ちはる氏(五十音順)を派遣しました。
※岐阜県コミュニティ診断士とは
地域の現状を把握して課題を抽出したり、その解決・改善に取り組み、地域コミュニティの再生・活性化を推進するコミュニティの専門家です。
最初に、東山中学校会場を本部とし、オンラインによる全体会がありました。その後、東山中学校の生徒の皆さんは、町内11会場で、先生方やコーディネーターとともに、KJ法によるワークショップを行いました。ワークショップでは、地区ごとのテーマについて、活発な話し合いが行なわれ、グループでまとめた意見を発表しました。最後に、オンラインによる各グループの交流会の様子を紹介する全体会で終了しました。
ワークショップのすすめ方
1.カード作成 テーマ「自助と共助を大切にできる町づくり」(東山台・上野地区のテーマ)
(1) 自助と共助とは、なにか。(水色の付箋)
(2) 自助と共助をするためには、何が必要か。(黄色の付箋)
(3) 自分たちにできることは、なにか。(ピンクの付箋)
2.グループ化
カードをグループにまとめる。
3.図解化(ビジュアル化)
見出しを付ける。枠で囲む。グループ名・日付・参加者を記入。
4.文章化
まとめたものを発表する。
※各地区のテーマ
地区名 |
テーマ |
岩井・滝・生井 |
岩滝の良さを再発見し、発信する |
塩屋・天堤 |
塩屋全体のマップ(防災)をつくる |
漆垣内 |
少子高齢化とコニュニティー |
山口 |
より住みやすい山口町にするためにはどうすればよいか |
大洞 |
みんなが助かる防災 |
東栄 |
人も環境も守っていける町づくり |
松之木 |
防災(起こる前と起こった後の行動) |
東山台・上野 |
自助と共助を大切にできる町づくり |
下三福寺 |
住みやすいまちづくり(防災) |
三福寺 |
災害がいつ起きても迷わず正しい行動ができるまちづくり |
日の出 |
安心・安全なまちづくり(高齢者と子どもの関わりを通して) |
守ヶ丘 |
町内化活動をいかに活性化していくか |
曙 |
行事の開催、次の世代へ残すために地域社会のコミュニケーションの活性化 |
長坂 |
行事の開催、次の世代へ残すために地域社会のコミュニケーションの活性化 |
下一之町・下三之町 |
地域の中の交流を増やすために |
下二之町 |
少子高齢化の中で、どう文化財を保護していくか |
桜・八幡 |
町の活性化と少子化について考えよう |
大新町1から3丁目 |
文化を繋いでいくために自分たちにできることは |
大新町4丁目 |
少子高齢化と人との関わり方 |
大新町5丁目 |
中学生が企画・運営するお年寄りと一緒にできる子ども会活動 |
有斐ヶ丘 |
誰もが過ごしやすいまちづくりのためにどうすればよいか |
愛宕・吹屋・大門 宗猷寺町 |
魅力あるまちにするために |
天性寺・馬場・堀端 鉄砲・春日 |
少子高齢化を防ぐために |
当日は、東山中学全校生徒315名と小学生を含む地域の方 200名が参加されました。
ワークショップ実践の様子(東山中学校会場)東山台・上野
オンラインによる説明の様子 | ワークショップのテーマ | ワークショップの様子 |
---|---|---|
ワークショップの様子 | 発表例 | オンラインによる発表会 |
---|---|---|
|
![]() |