ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

栗原地区まちづくり協議会

栗原地区まちづくり協議会(垂井町)へアドバイザーを派遣しました

 栗原地区まちづくり協議会は、住民、議会及び行政との協働のもと、栗原地区まちづくりセンターを「核」とした地域コミュニティを形成し、「地域の絆」を強め、豊かで住みよく安心して暮らせる幸福度の高い自主自立したまちづくりを目指し活動する団体で、町の支援を受け防災士養成講座に参加するなど、地域における防災対策に取り組んでいます。
 台風や地震等、災害はいつ訪れるかわからず、日ごろから防災に関する意識を高め、自助・共助の体制整備を進める必要があることから、地域住民の方を対象とした防災に関する研修会を2月9日(日曜日)に開催しました。

 「ぎふ地域の絆づくり支援センター」では、「地域の課題解決応援事業」により、この研修会に、清流の国ぎふ女性防災士会会長伊藤三枝子氏を講師として派遣しました。
 当日は、「防災について学びましょう」と題し、誰でもすぐに実行できる対策等についての講演が、和やかで明るい雰囲気の中で行われました。
 また、会場には伊勢湾台風被害写真のパネルが展示され、参加者は、被害の大きさに驚かれたり、台風の恐ろしさを実感される等、熱心に見入っておられました。

主な講演内容

  • 地震が来る前にできることは、「耐震性」、「家具の固定」、「安全な場所を作る」、「家の中のものを減らす」しかない。

<家具固定>

  • 箪笥の下にストッパーをかませるのも効果的であるが、ストッパーは、あくまでも逃げるための時間稼ぎと考えるとよい。

<安全な場所の確保>

  • 家の中で、「動かない」・「倒れない」・「落ちてこない」(「う」「た」「お」)安全な場所を畳1枚分でいいので見つけ、家族全員にその場所を伝えておくことが大切である。
  • 安全な場所を決める時は、寝たきり高齢者や赤ちゃんがいるなど、色々なケースがあるので、誰もが安全である場所という目線で決めること。

<家の中のものを減らす>

  • ぐらっと来た時に足元に落ちないよう、包丁、ハサミは普段から使ったら片付けること。
  • 玄関の靴や洋服等を整理し、物を出来るだけ減らす。

整理方法の例

 当日は、自主防災、自治会役員、まちづくり協議会役員、地域住民の方々など35名が参加されました。
参加者からは、「自分自身を守る方法について具体的にお話しいただき、大変わかりやすかった。」「家に戻ったら、まずできることから始めたい。」等の感想をいただきました。
 栗原地区まちづくり協議会では、引き続き、地域における防災に対する意識の向上に、取り組んでいくとのことです。

  • お気に入りを一軍、使う時があるものを二軍、まったく使わない(いつ使ったかわからないもの)を三軍、特別コーナー(思い出深い品)に分け、まずは三軍の「いつ使ったかわからないもの」を処分することから始めるとよい。
  • 今日の夜、地震が来たらみなさんは生き延びれますか?
    • 枕元バック(リュック)を用意しておく。
      自分に必要な身につけるもの(入れ歯、ケース入りの眼鏡、補聴器等)、すべり止め付き手袋(逃げる時に自分を守る)、歩きやすい古いシューズ、笛等を入れ、枕元(ベットの足元等)に準備しておく。
    • 電池式ヘッドライトもお勧めである。(両手があくので、避難時に便利)
  • 避難所について
    • 避難所の環境は昔とあまり変わっていない。
    • 通路の確保が必要だが、それより命を優先させることにより、避難所が人で一杯になることもある。
    • 避難所では、女性への負担増(炊き出しや子供の世話は女性の仕事という考えがあるため)、DV、妊婦への配慮等課題が多い。
  • 水害時の避難について
    • 台風や豪雨は、事前予測ができるので、昼間の明るいうちに早めに避難することが重要。
  • 地震発生に備えて
    • 家具の方向、寝る方向を工夫し、下敷きにならないようにすること。
    • 枕元バックの準備、家の中の整理整頓等、家に戻ったら出来ることから始めて欲しい。
  • 研修会の様子

伊藤講師

講演の様子(1)

講演の様子(2)

 パネル展示の様子
伊藤講師の画像 講演の様子(1)の画像 研修会の様子(2)の画像 パネル展示
<外部リンク>