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気候変動への適応

気候変動への適応とは

 地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出を抑制する「緩和(かんわ)」に対して、既に起こりつつある、あるいは起こりうる気候変動の影響による被害の防止・軽減することを「適応(てきおう)」と言います。
 近年、気温上昇による農作物への影響や、過去の観測を上回るような短時間強雨、台風の大型化などによる自然災害、熱中症搬送者数の増加など、気候変動の影響が全国各地で現れており、今後更に深刻化するおそれがあります。
 「緩和策」と呼ばれる、温室効果ガスの排出量を減らす努力などに加えて、こうした気候変動の影響に対処し、被害を防止・軽減するための「適応策」が重要になっています。

緩和と適応
<出典:気候変動適応情報プラットフォーム>

既に起こりつつある・近い将来起こりうる気候変動の影響に対する適応策

 気候変動の影響で、集中豪雨や洪水、渇水、土砂災害などの災害が増えるとともに、熱中症や感染症のリスクも高まっています。
また、高温による農作物の被害も深刻です。
 そこで、農作物の品種改良や被害を回避・軽減する災害対策など、気候変動の影響に対応するための「適応策」が重要になっています。

<主な適応策>
  農業 自然災害 自然生態系
主な影響 コメにおいて白未熟粒の発生頻度が高くなっている。 豪雨などの大規模災害の頻度が増加している。 野生鳥獣の増加による農作物の被害が増加している。
主な適応策 白未熟粒の発生を低減する高温耐性品種の開発 避難所への停電対策用発動発電機の整備 鳥獣の生態調査、捕獲

 (お知らせ)岐阜県中山間農業研究所と上広瀬果樹組合が「令和2年度気候変動アクション環境大臣表彰」の大賞を共同受賞しました

 環境省では、地球温暖化防止(緩和)や気候変動の適応に関する取組みで顕著な実績があった個人又は団体を対象に「気候変動アクション環境大臣表彰」を実施しています。令和2年度、「開発・製品化部門」の適応分野において、岐阜県中山間農業研究所と上広瀬果樹組合が、最高位である気候変動アクション大賞を共同受賞しました。

 温暖化の影響で発生するモモの幼木の凍害被害に対応するため、凍害に強い台木品種を開発し、県内外に普及した取組が評価されました。

 ※凍害被害:冬季の温暖化で木の耐凍性が弱まるため被害が発生

令和2年度気候変動アクション環境大臣表彰<外部リンク>

県報道発表資料 [PDFファイル/220KB]

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