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第5号(令和4年8月号)

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岐阜県の家庭教育支援メールマガジン 第5号(令和4年8月15日)

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暑さ続いておりますが、家庭教育支援関係の皆様におかれましては、

いかがお過ごしでしょうか。

岐阜県の家庭教育支援の充実に向けて、各市町村の取組を紹介するメールマガジン。

本号では、岐阜県家庭教育支援推進事業によって、令和元年度から家庭教育支援員を配置し、

家庭教育の充実を図っている加茂郡八百津町を紹介します。

 

 

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○八百津町の家庭教育支援

  ~家庭教育支援員を中心とした、家庭教育支援チームの構築に向けて~

1 家庭教育支援員の役割

2 八百津町全体で行っている家庭教育学級について

3 アウトリーチ型支援の事例

4 支援チーム構築に向けて

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1 家庭教育支援員の役割

八百津町では、令和元年度から家庭教育支援員を配置し、家庭教育の充実を推進しています。少子化や子ども同士の人間関係の希薄さが懸念されているからです。また、保護者の価値観も多様化し、さらなる家庭教育の充実が望まれる中、様々なニーズに合わせた家庭教育支援を推進しています。

特に、乳幼児学級(0歳児から3歳児の保護者や養育者対象)、保育園での家庭教育学級、小中学校での家庭教育学級の3つを連携させ、より深い人間関係の構築や求められる家庭教育の充実を図ることに重点をおいています。

さらに、発達障がいを含む子育ての悩み相談窓口として、教育委員会に窓口を設置し、教育相談アドバイザーの訪問を通してきめ細やかな体制を整えることができるよう、家庭教育支援員がコーディネートをしています。

・令和3年度 家庭教育支援員の活動報告  【[PDFファイル/125KB]

 

2 全家庭教育学級で行われている「元気アップ週間」

 八百津町では、足並みそろえて家庭教育学級を進めていくために、学期に1回ずつ、全ての家庭教育学級に「元気アップ週間」を位置付けています。「元気アップ週間」とは「早寝、早起き、おかず付き朝ごはん、1日3回の歯みがき、メディア時間、排便」など、基本的な生活習慣に関わる内容です。当たり前のことの継続が、これから成長していく児童の体と心の成長に大きく影響します。保護者にこれらの内容の大切さを理解していただくため、ご家庭での声かけをお願いしたり、活用の仕方を説明したりしています。その他に、中学校のテスト週間に合わせて、「家庭学習がんばり週間」「家庭読書」など、園や小学校の実態に応じた選択ができるように様々な取組があります。

 

3 アウトリーチ型家庭教育支援に向けて

 八百津町では「子育て支援ネットワーク会議」が毎年行われています。この会に家庭教育支援員が参加し、それぞれの園や小学校と連携を図ることで、町内の各家庭の情報を得ています。このような取組から、子どもの困り感を保護者と一緒に解決していけることができるようになりました。また、ヤングケアラ-の実態を早期に把握したことで、すばやい対応につながった事例がありました。

 きっかけは、子育て支援ネットワーク会議での情報提供でした。家庭教育支援員を中心にある家庭の問題の情報を共有し、問題解決に関わる人や部署、諸機関をコーディネートしていきました。実際に動いた人は、家庭教育支援員、町教育相談員、町健康福祉課職員です。

 

4 家庭教育支援チームの構築に向けて

 八百津町では、「家庭での教育を推進していくには、保護者への支援を充実させる必要がある」と考えています。子どもたちへの指導は、園や学校で責任をもって行っています。保護者の支援を全て学校に任せるのではなく、家庭教育支援チームの役割にしていく必要があると考えています。そのために、どのようにチーム体制を整えていくか検討が始まっています。

 昨年度までは、「子育て支援ネットワーク会議(保育園と小学校の連携会議)」に家庭教育支援員が参加し、情報交流を行っていました。今年度はさらに、子育てについて把握している子育て支援課の職員と家庭教育支援員が、毎月1回ずつ情報交流を行っています。この時には、長期欠席児童生徒や不登校傾向のいる家庭をリストアップし、専門家につなげることを考えています。

 また、家庭教育支援チーム実現のために、次の3つを考えています。

 

(1)ボランティア募集で、地域人材の発掘を!!

月1回の会議に参加できるボランティアを募集することを考えています。例えば、元教員、元保育士などです。八百津町ですでに導入されているコミュニティ・スクールを活用し、地域での家庭教育支援で何ができるか考えていく方向です。

 

 (2)行政内の組織を考える

  子どもたちのため、家庭を支えるために、様々な行政機関が動いています。しかし、それぞれが単独で動いているため、お互いの顔や活動が見えていないのが現状かもしれません。お互いの顔が見え、どんな活動をしているのかが分かるようになれば、さらに連携が進みます。組織を見える化し、その中心に家庭教育支援員を配置することで、アウトリーチ型の支援が進むと考えています。

 

 (3)広報活動で、町民や学校関係者へ周知

  家庭教育支援チームの存在を町民へ知らせることで、八百津町には家庭教育で何か困った時には、相談できる組織があることを知るきっかけになります。また、保育園や学校関係者に知らせることで、園や学校で全てを抱え込むのではなく、連携して対応できるようになります。

 

これらの内容を、今年1年かけて検討し、家庭教育支援チームの構築をめざしています。

 

八百津町で少しずつ進められている「家庭教育支援チーム」について、いかがでしたか。地域の方々が互いに支え合う「家庭教育支援チーム」により、途切れのない、保護者に寄り添った家庭教育支援の実現が期待されます。皆様の地域でもチームの組織作りを検討してみませんか。

 

 

●○●岐阜県の家庭教育支援メールマガジン●○●○●○●○●○●○●○

 

ご意見・ご感想はこちらまでお願いします

Email:c11260@pref.gifu.lg.jp

Tel:058-272-8752(直通)

HP:https://www.pref.gifu.lg.jp/page/181421.html

発行者:岐阜県環境生活部環境生活政策課 生涯学習係    

発 行:随時発行

 

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