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アルゼンチンアリについて
アルゼンチンアリとは
アルゼンチンアリの生態
アルゼンチンアリは、生態系、人の生命若しくは身体又は農林水産業に係る被害を及ぼすものとして、「特定外来生物」に指定されています。
- 原産地:南米
- 体長:約2.5mm
- 生態
- 茶褐色、在来のアリと比べて細長く、長い触覚を持つ。動きが素早く、多数で行列を作る。
- 気温が5℃から35℃で活発に活動し、冬季間は活動性が低く地中の巣内で過ごす。
- 毒は持たないが、咬むことがある
- 年間に生息域が100メートルから200メートル程度拡大する。
- 巣は、地中だけでなく、コンクリート壁の隙間やプランターボックス、植木鉢の中や下など、どこにでも作る。
- 被害
- 在来のアリを駆逐するため、生態系への影響が大きい。
- アブラムシやカイガラムシなど農業害虫と共生関係にあるため、結果として農作物に被害を及ぼすことになる。
- 防除
- アルゼンチンアリ専用の「液体殺虫剤」や「えさ型殺虫剤」による巣ごとの駆除、巣へのロングノズル付きスプレー殺虫剤による噴霧が効果的。市販の中性洗剤を薄めた液体や熱湯を巣へ流し込むことでも巣の駆除は可能。
- アルゼンチンアリの個体については、市販の家庭用殺虫剤で駆除可能。
- 防除の適期は、活動期となる5月から10月。冬季間は、巣への直接的な薬剤散布が効果的。
アルゼンチンアリと思われるアリを見つけたら
個人でできる対策
- 駆除:アルゼンチンアリは他のアリと同様に市販されている薬剤で駆除できます。
- 侵入防止:アルゼンチンアリは物の隙間好むため、資材を地面に直接おかないことや、コンクリートのひび割れや壁の隙間を埋めることが侵入防止に繋がります。
情報提供に関するお願い
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アルゼンチンアリは早期発見、早期対策によって被害を最小限に食い止める必要があります。アルゼンチンアリと疑われるアリを見つけられた場合は、県事務所(岐阜地域においては、岐阜地域環境室)又は、お住まいの市町村役場までご連絡ください。