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飼料穀物価格の高騰への対応について

 飼料穀物を巡っては、昨年来、中国におけるアフリカ豚熱を原因とした豚の飼養頭数の減少が回復に転じていることなどを背景に、とうもろこしの国際価格が高騰している状況です。また、大豆油かすの国際価格も同様な状況にあることから、国内の配合飼料価格が大きく上昇し、令和2年度第4四半期以降、配合飼料価格安定制度による補填が発動しています。

 今後も飼料穀物の需給はひっ迫基調で推移することが見込まれることから、畜産農家においては、下記のような対応をお願いいたします。
 また、これまで以上に自給飼料の生産へも取り組んでいただきますようお願いいたします。

 ・給餌は1度に行うのではなく、朝晩の涼しい時間帯に1日数回に少量ずつ分けて給餌し、飼料の食べこぼしが減るよう努める
 ・乳用牛については、青刈りとうもろこしなどの良質な粗飼料の給与により、飼料穀物の給餌量を低減させる
 ・肉用牛については、個体毎の増体状況に応じて、肥育期間の短縮に努める
 ・雌畜の適切な繁殖管理を徹底し、分娩間隔の適正化に努める
 ・アニマルウェルフェアに配慮した飼養管理を行い、乳房炎などの疾病予防や家畜の死亡率低減等を図り、畜産物の生産性の向上に努
  める
 ・比較的安価な食品残さ等を活用したエコフィードを利用する。その際、飼料の安全性の確保及び品質の改善に関する法律(昭和28年
  4月11日法律第35号)等関係法規に適合していることを確認する
 ・取引先飼料メーカーとの話し合いにより、とうもろこしと比べて価格面でメリットのある原料(飼料用麦、飼料用米等)の比率を高
  めた配合飼料を利用する
 ・飼料の適切な保管に努め、損耗を防止する
 ・フィーダーの破損等がないかこまめに確認するなど、設備の管理を徹底する

  参考:飼料関連(農林水産省)<外部リンク>