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災害時におけるアスベストばく露防止対策について
災害時におけるアスベストばく露防止対策について
災害時においては、アスベスト含有建材が使用された建築物等の倒壊・損壊によりアスベストの飛散・ばく露のリスクが高まります。
アスベスト含有建材は、鉄骨造の建築物のみならず、一般家屋にも使用されていることがあります。
アスベストは、ばく露後15年から40年程度経過後に肺がんや中皮腫等を発症する場合があり、死亡原因のひとつとなっています。
近年、大規模災害が全国的に頻発しているところですが、県民の皆様におかれましては、アスベストのばく露防止のため、被災地においてボランティア活動を行う場合などは、むやみに被災建築物等に近づかず、被災建築物等付近で作業等を行う必要がある場合は、アスベストのばく露防止のため、正しい装着方法で防じんマスクを着用していただきますようお願いします。
注意が必要な状況・作業等
1 解体等工事の粉じんが気になる場所に、長時間いなければならない場合。
2 一部倒壊した建物の屋内あるいはその周辺で作業を行う場合。
3 がれき類の移動や撤去を行う場合。
ばく露防止のための対策方法
1 むやみに解体現場や倒壊した建物には近づかない。
2 吹付け材やスレート等アスベストが含まれている可能性がある建材については、破砕、切断等の粉じんが発生する作業は極力避ける。このような作業を行う場合、またこれら建材を含むがれき類の移動や撤去の際は、できるだけ散水を行い、粉じんの発生を防ぐ。
3 屋内の片づけやがれき類の撤去等、やむを得ず、粉じんが発生する可能性がある作業を行う場合は、正しい装着方法で防じんマスクを着用する。