宇宙産業の振興・新規参入・販路開拓等の支援

記事ID：0199751 2025年11月19日更新航空宇宙産業課印刷ページ表示大きな文字で印刷ページ表示

概要

宇宙産業は、2040年までに150兆円規模に成長し、将来、航空機産業をも上回る規模に成長すると予測されています。
国も1兆円規模の「宇宙戦略基金」を創設し、企業の参入を後押ししています。
今まで宇宙に関係のなかった企業が次々に参入を表明しており、あらゆる産業からの参入が期待できます。

県では、航空宇宙関連企業をはじめとする県内企業の宇宙分野への新規参入・販路拡大を支援するためのセミナーの開催、宇宙関連企業とのマッチング、高度宇宙技術者を育成するための宇宙工学講座関連事業等を行い、産業振興と人材育成の2本柱で取り組んでいます。

岐阜県の宇宙産業支援の取組みについて [PDFファイル／2.29MB]

岐阜県の宇宙産業支援の取組み

GIFUスペースビジネス協議会

県では、これまで、宇宙産業を将来の岐阜県の中核産業として育成するため、令和3年度に「ぎふ宇宙プロジェクト研究会」を立ち上げて活動してまいりました。
令和7年度からは、幅広いコミュニティの場として「GIFUスペースビジネス協議会」を立ち上げ、産学官の連携による宇宙産業の推進を図ります。

GIFUスペースビジネス協議会について

スペースビジネスシンポジウムin岐阜の開催

宇宙産業は特別ではなく、地場産業が培ってきた素材や精密加工、製造ノウハウが最前線で求められています。
宇宙産業の最新動向を学びながら、地域企業が持つ強みを巨大な宇宙市場にどう活かせるか、参入のきっかけを探るためのシンポジウムを開催しました。
○日時　令和7年9月5日（金曜日）13時から17時30分
○場所　岐阜かかみがはら航空宇宙博物館　シアタールーム　（オンラインハイブリッド開催）
○内容　国の基調講演、宇宙ビジネスの最前線を走るスタートアップや大手企業、県内企業による協業の可能性を見出すパネルディスカッション、参加者による交流会　等
シンポジウムの様子

宇宙産業への新規参入・販路拡大セミナー＆商談会

県では、宇宙産業を将来の中核産業として育成するため、GIFUスペースビジネス協議会を設立し、県内企業の宇宙産業への新規参入・販路拡大を支援しています。

【令和7年度の取組み】
開催日等	内容
第1回セミナー令和7年10月20日（月曜日）岐阜県庁20階　 2001・2002会議室	テーマ：「日本発の民間ロケット『カイロス』と転換期を迎える宇宙産業の最前線」講師：スペースワン株式会社取締役　中井　俊一郎　氏

国内展示会への出展

岐阜県ブースを設け、国内の航空宇宙産業の展示商談会に出展し、国内の宇宙関連企業等からの受注獲得に意欲のある事業者の販路開拓を支援。
・令和7年度：SPEXA -国際宇宙ビジネス展-（東京）3社参加

海外展示会への出展

岐阜県ブースを設け、海外の航空宇宙産業の展示商談会に出展し、海外の宇宙関連企業等からの受注獲得に意欲のある事業者の販路開拓を支援。
・令和5年度：シンガポールエアショー2024（シンガポール）2社参加
・令和6年度：エアロマート・トゥールーズ2024（フランス）2社参加

宇宙工学講座

岐阜大学において宇宙工学に関する基礎知識を習得し、将来、人工衛星・ロケット・航空産業で活躍する人材を育成する高校生向けオンライン講座

宇宙工学講座開講式の開催

○日時：令和7年6月22日（日曜日）13時から15時30分
○場所：岐阜かかみがはら航空宇宙博物館1階　シアタールーム
○内容：宇宙工学講座概要説明、宇宙甲子園缶サット部門、ぎふハイスクールサットプロジェクトの結果報告
　　　　ぎふハイスクールサット（GHS）愛称発表、NASAアジア担当代表アンドリュー・マシオラ氏による特別講演

集合写真 NASAアジア代表