最高裁判所裁判官国民審査のあらまし

最高裁判所裁判官国民審査制度

概要

　最高裁判所裁判官国民審査は、最高裁判所裁判官が、職務に適切な人物かどうか、国民が直接審査を行う憲法上の制度で、国民主権の観点から重要な意義を持つものです。

投票できる方

　衆議院議員の選挙権がある方が投票できます。

国民審査が行われる時期

　衆議院議員総選挙の投票日に行われます。
　投票所では衆議院議員総選挙（小選挙区と比例代表）の投票と併せて、国民審査の投票を行います。

投票方法

• 　やめさせたいと思う裁判官には、その氏名の上の欄に、×を書いてください。
• 　やめさせなくてもよいと思う裁判官には、何も書かないでください。
• 　符号や他のことを書き加えると無効になりますので、ご注意ください。

在外国民審査制度の創設

概要

　最高裁判所裁判官国民審査法の一部を改正する法律の施行（令和5年2月17日）により、国外に居住している国民による最高裁判所裁判官国民審査の在外投票が可能となりました。

投票方法

• 海外にお住まいの方は、在外選挙と同様、在外公館投票、郵便等投票、国内における投票により投票ができます。
• 投票用紙には、審査を受ける裁判官の氏名に対応した番号（告示番号）が印刷されています。
• やめさせたほうが良いと思う裁判官の番号に対応する欄には、「×」を記載し、やめさせなくてもよいと思う裁判官の番号に対応する欄には何も記載せずに投票します。

　海外で投票するには、在外選挙人名簿に登録され、在外選挙人証の交付を受けている必要があります。詳しくは、在外公館又は市町村の選挙管理委員会にお問い合わせください。

国民審査の洋上投票制度等の創設

概要

　最高裁判所裁判官国民審査法の一部を改正する法律の施行（令和5年2月17日）により、遠洋区域を航行区域とする船舶等に乗船中の船員等による最高裁判所裁判官国民審査の洋上投票等が可能となりました。

投票方法

　指定船舶等に乗船して日本国外の区域を航海しようとする船員や、南極地域観測隊員の方は、在外国民審査制度と同様の方法により投票の記載をし、FAXを用いて投票ができます。

　洋上投票や南極投票をするには、選挙人名簿に登録されている市町村から選挙人名簿登録証明書等の交付を受けている必要があります。詳しくは、市町村の選挙管理委員会にお問い合わせください。

在外国民審査制度、国民審査の洋上投票制度等の参考

関連リンク

　（総務省ホームページ）制度のポイントを知ろう！＜外部リンク＞
   （総務省ホームページ）よくある質問！＜外部リンク＞
   （最高裁判所ホームページ）最高裁判所の裁判官＜外部リンク＞