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柳津町こども見守り会
柳津町こども見守り会(岐阜市)
活動団体名
柳津町こども見守り会
活動区域
岐阜市柳津小学校区全域
団体の概要
地域環境の急速な変化(大型商業施設の進出、建売住宅の増加、通学路の交通ラッシュ、暴走族・不審者の出没等)に伴い、子どもたちが安心して生活できるよう「地域の子どもたちの幸せな健全育成を願い、安全指導をする」という目的のもとに活動を始めた。
平成12年2月から「柳津佐波女性の会」が中心となって地域の方々に呼びかけを行い、「柳津町こども見守り会」が発足し、現在7地区の班長を中心に、柳津町全域の安全安心のまちづくりの一翼を担っている(会員数67名)
各地区の人数
地区名 | 東塚 | 本郷 | 北塚 | 南塚 | 宮上 | 宮下 | 高桑 |
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人数 | 3人 | 4人 | 9人 | 9人 | 23人 | 7人 | 11人 |
各地区をバトンタッチ式で、学校まで付き添っている。
岐阜羽島警察署考案の「できるときに・できることを・できる人が・できるところで」をモットーに、気楽に、気長に、危険なく活動するように心がけている。
平成15年度に「岐阜県安全・安心まちづくりボランティア」に登録された。
活動内容
- 小学校の登下校時刻に合わせて、毎日通学路で見守りを行う。
- 自宅付近の通学路で、あいさつを交わし交通安全指導をしながら見守っている。
- 地域の大切な宝である子どもたちの将来に向け、あいさつや交通ルール、マナー、自然とのふれあいを通して子どもたちの人間性を豊かにするお手伝いをしている。
- 雪の日には、積雪がある場所に注意をするよう声かけ等をして特に目配りをしている。
- 体調の様子、いじめ、危険な行為等に目配り、気配りをして子どもの気持ちに優しく寄り添うよう心がけている。
- 通学路の安全確保のため、堤防道路等の交通規制を要望し認められた。
- 登下校時には、自宅付近の通学路に出たり、窓から見守ったりもしている。トラクターでの田おこし、イチゴのハウス内でも子どもの声がすれば、注意を向けるなどさりげない見守りは、長続きの秘訣である。
- 小学校との連携
- 小学校からは、毎月の行事案内が伝達され、適時・適切な見守り活動につながっている。
- 年1回、2月の終わりに小学校全校児童が体育館に集まり「見守りさんお礼の会」が開催される。見守り会員は、全員ステージに上がり、お礼の言葉を聞く。子どもからの温かい感謝の言葉に、うれしさと感激の気持ちでいっぱいとなる。
会員の声
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子どもの目線で、子どもの歩幅でいつも笑顔で挨拶をすることを心がけている。
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孫が、見守り会の皆さんにより安全に通学できている。今度は自分が、見守る側になって地域の役に立ちたいという思いで参加している。子どもの元気な笑顔にやりがいを感じ、こちらがパワーをもらっている。
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転んだりした時のためにいつもバンドエイドを持っている。スーパー等で会うと「見守りのおじちゃん、おばちゃん」と声をかけてもらえるのがうれしい。卒業し大きくなった子どもさんから声をかけられると、活動に参加して良かったと痛感する。
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高学年の子が、低学年の子の面倒を見ていたわる様子が微笑ましい。そんな光景に気持ちがすがすがしくなる。
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活動に参加することにより、規則正しい生活が維持され健康づくりにも役立っている。それは、地域全体が元気になっていくことにつながると思っている。
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大勢で見守り活動を行っていると、堤防通行時間規制遵守や横断歩道での一旦停止遵守につながり交通安全対策が進んでいく。また、地域の防犯活動にも効果があると認識している。
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子どもたちにいつも優しく寄り添い良い行いには心から褒め、危険な行動には厳しく指導する勇気をもって臨機応変に対応している。
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地域の「宝」である子どもの命を守る「地域の目」として、これからも継続して活動を続けていきたい。
課題と今後の展望
- 会員の平均年齢は、77歳。次の世代の参加等により継続した活動としていきたい。
- 今後も学校、警察署、自治会、子ども会等各団体と連携し、子どもたちの安全安心のために充実した活動を目指していきたい。