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アプリ開発サマーキャンプ2017開催報告

アプリ開発サマーキャンプ2017inソフトピアジャパン開催報告

 2017年8月17日(木曜日)から19日(土曜日)に2泊3日の日程で、ソフトピアジャパンドリームコアで開催した「アプリ開発サマーキャンプ2017inソフトピアジャパン」
 今回で5年目を迎えたサマーキャンプの3日間の様子をレポートします。

【参加者】県内各地域の高校1年から2年生計20名
【参加校】県立岐阜商業高校、県立岐阜各務野高校、県立大垣商業高校、県立海津明誠高校、県立東濃実業高校、県立土岐商業高校、県立中津商業高校

1日目8月17日(木曜日)

<受付>

受付受付2

 今年のロゴやトートバッグのカラーは青色。
 学生のシャツは赤色、メンター(講師)のシャツは薄黄色です。
 ソフトピアのステッカーと、協賛企業のサンメッセ様から頂いたノートのノベルティを学生の皆さんにお配りしました。受付を済ませた後、皆キャンプのシャツに着替えてくれましたが、まだ緊張の面持ちです。

<オリエンテーション>

オリエンテーションオリエンテーション2

 キャンプでは、普段交流の無い他高校の子たちとチームを組んで協力します。「同じ釜の飯を食う」、良い交流をし、新しい発想で「面白い」アプリを作ってくださいと、ソフトピアジャパンの副理事長より激励がありました。
 スケジュールの説明後、それぞれの学校ごとに挨拶をし、記念撮影。県内様々な地域から、20名の高校生がソフトピアジャパンに集結しました!これから3日間、このメンバーで開発します。

<アプリ開発研修1日目>

1日目1日目2

 初日は終日アプリ開発研修を行います。タイムカプセル株式会社の皆さんにご協力いただき、プログラミングをしたことがない子にも1からアプリの使い方を指導しています。Swiftという言語の基礎を学び、画面のレイアウトの方法や、タイマーアプリ、タッチ機能を使うアプリを順に作り、最後は簡単な自作アプリが作れるようになるまで指導しました。
 メンターには、キャンプを経験した卒業生も講師として参加していただいています。初日の研修は、21時30分で終了となり明日の朝に発表会を行います。

2日目8月18日(金曜日)

<アプリ開発研修2日目>

2日目2日目22日目3

 今朝は昨日作成したオリジナルアプリの発表から始まりました。朝6時から作業に取り掛かる学生さんもいたそうです。自己紹介も兼ねて、アプリで実現したこと工夫したことが紹介されました。
 その後のデザイン研修では、Photoshopの使い方を学習しました。グラデーションによるボタンの陰影のつけ方など、UI/UXについての指導が行われました。

<アイデアワークショップ>

アイデアアイデア2

 今年のテーマは、「飛騨に関するアプリ」。その後、コンピュータ全般やスマートフォンアプリに関する歴史から、面白いアイデアの出し方、企画書の書き方の講義を受けました。

アイデア4アイデア5

 その後、午前中に個人で考えたアイデアを皆の前でプレゼンし、それぞれが良いと思うアイデアに全員で投票しました。投票の結果、残ったのは5チーム。「さるぼぼラン」「飛騨っ子の方言」「さるぼぼファクトリー」「さるぼぼと歩く!飛騨の観光地」「飛騨グルメ」。飛騨の魅力をPRすることを目的としたアイデアが多くでました。

アイデア6アイデア7アイデア8

 それぞれ開発したいチームに加入し、アイデアのブラッシュアップや進行について決め、役割分担についても相談しました。中には、「今日は寝られる!」と自信のあるチームも。

<ハッカソン1日目>

ハッカソン1ハッカソン12ハッカソン13

 2日目の夜から、いよいよ本格的なアプリ開発に突入します。メンターもチームに加入しながら、コードを書くプログラマー、UIやアイコンなどのデザイナーと役割に分かれて、開発を進めていきます。

ハッカソン14ハッカソン15ハッカソン16

 23時頃、各チームの進捗報告を行い、教員の方の差し入れなどで適度に休憩をとりつつ、各々の作業に集中してくれました。今年はデザインの制作が例年より早く、着々とアプリの開発が進められています。
 夜が更けてもネクストコアには明かりが灯りつづけ……、作業が落ち着くまで、学生の皆さんは熱心に開発に取り組んでいました。

3日目8月19日(土曜日)

<ハッカソン2日目>

ハッカソン2ハッカソン22

早朝から作業を始めるチームもあり、実機に移して操作ができる状態になったチームも出てきました。午後からの成果発表会に向け、ラストスパートです。

<アプリ発表会>

発表発表2発表3

 各チーム順番にアプリの特徴やコンセプト、苦労した点や改良したい点などを発表してもらいました。予定していた仕様まで実装をやりきれなかったチームも、限られた時間の中、最後まで粘ってくれました。

発表4発表5発表6

発表後に審査員からの質問やコメントがあり、アイデアを実現する際のコツや取り組む姿勢などについてもアドバイスがありました。今回のキャンプでの経験や苦労を、今後もアイデアを実現する際には生かしてもらえればと思います。今年は、各チームにそれぞれふさわしい賞が授与されました。

発表7発表8発表9

  • ワイルドで賞 『さるぼぼラン』byCNUM
  • チームワーク賞 『飛騨っ子の方言』byMINO
  • ファイト賞 『飛騨グルメ』byぐるめ
  • ナイスショット賞 『さるぼぼ工場(ファクトリー)』bySUN
  • プログラムがんばったで賞 『さるぼぼと歩く!飛騨の観光地』byS-sight
チーム名 S-sight MINO ぐるめ SUN CNUM
アプリ名 さるぼぼと歩く!
飛騨の観光地
飛騨っ子の方言 飛騨グルメ さるぼぼ工場(ファクトリー) さるぼぼラン

スクリーンショット

飛騨1

飛騨2

飛騨3

方言1

方言2

方言3

グルメ1

グルメ2

グルメ3

工場1

工場2

工場3

ラン1

ラン2

ラン3

集合

 アプリ開発は未経験の子が多い中、他校の生徒とも協力して三日間の全日程を終えることができました。
自分たちで考えたアイデアを、自分たち主導で作り上げていく経験は、普段の授業では簡単には得難いものだと思います。IT技術への親しみと、未経験からアプリ開発をやり遂げたという自信が、高校生の皆さんのこれからの活躍に最大限発揮されることを期待しています。

 キャンプの様子は、8月18日(金曜日)の中日新聞と、8月19日(土曜日)の岐阜新聞に取り上げていただきました。

<2カ月後、サマーキャンプアプリを世界に公開>

会場全体取材風景

 サマーキャンプの3日間を経て開発された5本のアプリが、米アップル社の審査を経て、ついに全世界に公開!これを記念して、岐阜県庁で報道機関向けの体験会を開催。

集合写真

 AppStoreに接続して、「サマーキャンプ2017」で検索すると、今回の5本のアプリが表示されるので、ぜひダウンロードして高校生が開発したアプリを体験してみてください。

<開催協力>

タイムカプセル(株):アプリ開発研修講師、研修カリキュラム作成、アイデアワークショップ進行、発表会進行
サンメッセ(株):ノートの提供
ソフトピアジャパン企業誘致・エリア活性化推進協議会:トートバッグ、ポロシャツの提供

<運営>
主催:岐阜県、(公財)ソフトピアジャパン、情報科学芸術大学院大学[IAMAS]
共催:岐阜県高等学校商業教育研究会
後援:岐阜県教育委員会

<外部リンク>