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知事記者会見(平成29年9月19日)
平成29年9月19日(火曜日)15時00分
司会 | それでは、知事定例記者会見を始めます。 それでは、知事お願いいたします。 |
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知事 |
お久しぶりでございます。お手元に資料をお届けしておりますので、順次ご報告させていただきます。先ず、「清流デッキ」の開通ということでありますが、9月30日の土曜日ですね、岐阜県の文化、福祉、スポーツと主要施設をつなぐ連絡通路が完成するということでございます。これに合わせて、30日それから10月1日と様々な行事を開催させていただきたいと思っております。 それから2番目に、今申し上げました「ぎふ清流レクリエーションフェスティバル」でございますが、趣旨は今申し上げた通りでございますが、このデッキ完成セレモニーを行う9月30日に合わせてスタートしようということで、約2,000人の開会式を予定しておりまして、これがちょうど「ぎふ清流国体、ぎふ清流大会」の5周年にも当たりますし、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、そして、ねんりんピックに向けて、このレクリエーションというものを伸ばしていくということでございますので、そういう趣旨でのイベントを予定しております。 それから、3番目が関ケ原でございますが、関ケ原武将シリーズ第4弾の開催ということで、昨年の第1弾が春に徳川家康、第2弾が秋に石田三成、今年の春は第3弾として、大谷吉継、今回は島津義弘ということでございます。島津義弘の地元である鹿児島県の華道家と、岐阜県の華道家で「関ケ原の戦い」をテーマにした「戦国花いけバトル演武」というのを、まずやろうということで企画をしております。それから、鹿児島県が、島津家の居城「鶴丸城御楼門」を復元するということで、岐阜県と鹿児島県の友好の証に岐阜県から、樹齢約300年のケヤキの大木を贈呈するということで、これは、門の一番重要なところに使っていただくということになっておりますけれども、それの贈呈式を鹿児島県の三反園知事をお招きしてやらしていただくということでございます。 最後に、4番目の花でありますが「全国園芸鉢物研究岐阜大会」と「ぎふフラワーフェスティバル2017」が相次いで開催されます。 それから、資料はお配りしておりませんけれども、先般8月30日から10日間、ベルギー、フランス、リトアニアと、3ヶ国訪問してまいりました。テーマはたくさんございましたが、いずれも先方との間では、非常に良い交流ができたのではないかということで、ワーテルローとの交流もありましたし、アルザス地方と岐阜県の交流の深化でありますとか、新しいガストロノミーツーリズムというコンセプトでお互いに更に交流して行こうという話もございました。 |
記者 | この秋のイベントをいろいろご紹介いただきましたけれども、それとは離れますけれども、こちらでも関ケ原とか花のバトルイベントとかあるわけですけれども、国政の方もにわかに解散の風というか、動きが先週の週末からありますが、知事としては、このタイミングで解散に至るということについてどのようにお感じになるかということと、仮に選挙戦となった場合、どういうところに注目されますか。 |
知事 | 来年末までにはどこかで総選挙をということで、いろいろな可能性がかねてからいわれていた中で、総選挙をいつ打って出るかということは内閣総理大臣のいわば専権事項でございますので、まだ具体的にどういう大義のもとでやるのかということについては、帰国してから話をすると安倍さんもおっしゃっておられるので、お帰りになってどういう説明をされるのか、今報道されているとおりなのか、また、内容的にどうなのか、そこはお帰りになったところでのご発言といいますか、お考えの表明を注目したいと思っております。 安倍内閣にもいろいろ課題が沢山ございますので、そういう沢山ある課題の中で、地方から言えば地方創生をはじめとして、いろいろな議論がある中で、まさに総選挙で何を問うのか、どの部分をどういうウェイトで問うていくのかというあたりを、じっくりと安倍さんのお考えを聞いてみたいというのが私の気持ちでございます。 |
記者 | 今の質問に関連して、このタイミングで解散するのは如何なものかという、各方面で批判する声も挙がっていますけれども、それについて知事はどのようにお考えですか。 |
知事 | まだこのタイミングかどうかも含めてですね、どういう大義で、どういうお考えで、いつ具体的に解散をされるのかというお話は、まだ安倍さんの口から出ていませんから、まず私としては、そこをじっくりと聞いたうえでと思っておりますし、また、最終的には、それを聞かれた国民がどう判断するかということになるのではないでしょうか。 |
記者 | 北朝鮮のミサイルの関係とかで、それについてこのタイミングがどうなんだという批判的な声があると思うのですけれども、その辺についてはどうお考えですか。 |
知事 | これについても、どういうタイミングの選挙で、この問題についてもどう位置付けて選挙に打って出られるのか、あるいは選挙期間中の対応はどうされるのか、いろいろとお聞きしたいことは沢山ありますので、おそらくそのあたりをつまびらかにされるでしょうし、そういった質問もお帰りになったところで沢山出るのではないかと思っておりますので、まずはそれを伺いながらということであります。 ただ先般、2回連続で発射されておりますし、私どもはJアラートのシステムが確実に機能するようにということでチェックを怠らないように、また、いろいろな意味での県民の皆さんへの対応についての周知とかは日頃からやってきているわけであります。それはそれとして、そういう中での、おっしゃるようにどういう位置づけで、どういうお考えで総選挙に打って出られるのかというのは、まさにそこを聞いてみたいと思っています。 |
記者 | 先般台風が本県を通過しましたが、果実も落下するという被害も見受けられたかと思いますが、まだ全体の状況把握には至っていないとは思いますが、そのあたり、生産者への支援等については、どのようにお考えでしょうか。 |
知事 | 今回の台風はですね、聞いてみますと、気象庁が統計を開始した1951年以降で初めて九州・四国・本州・北海道の4島に上陸したという珍しい台風でありまして、まさに全国的に非常に多くの被害を広くもたらしたということで、岐阜県にとりましても、特に風による被害が顕著で、規模は小規模かもしれませんが、県内全域で多数の被害が発生してきております。 そういう中で、例えば道路被害からの復旧とかですね、応急的なものは私どもも既に実施してきておりまして、そういったことは急ぎましたが、おっしゃるように、特に農林業被害などですね、被害箇所の復旧についてどのようにやっていくかということになるわけですけれども、具体的な被害状況をきちんと見定めて、それに対する、例えば県単の補助制度が活用できるのかとか、国の救済制度が活用できるのかとか、制度的にどのように一つひとつの被害にどこまで対応できるのかということを見極めて、早急にできるだけのことはしていくというスタンスで臨んでいるところでございます。 ただ、公的救済制度というものがまず真っ先にくるというような被害規模ではなさそうだということは言えると思いますし、それから住宅被害についても、おそらく、今承知している範囲内では、被災者生活再建支援制度の要件には達していない程度の被害だというように理解しておりますが、いずれにしても市町村と一緒になって丁寧にみていきたいと思っています。 |