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乗鞍環境保全税の使途

 岐阜県では、乗鞍スカイラインの無料化及びマイカー利用規制を契機として、傑出した自然の風景地である乗鞍地域の自然環境保全を目的に、平成15年度に「乗鞍環境保全税」を創設し、これを財源として環境保全事業を実施しています。

乗鞍環境保全事業の実施内容

乗鞍環境自然保護員活動

 中部山岳国立公園乗鞍鶴ヶ池集団施設地区において、利用者が自然環境へ与える影響を低減させるため、無許可での工作物の新築や広告物の掲示、土地の形状変更、植物等の採取を防止するとともに、立入禁止区域内への立入防止、ごみの放置防止その他の指導を行っています。

 また、巡回指導に加え、来場者に対する季節ごとの高山植物やライチョウ等の希少動物の情報提供も行っています。国立公園のガイド的な存在になることで、来場者への公園案内と環境保全の啓発を効果的に実施しています。

獣害対策研究会活動

 主に畳平駐車場や登山道等において定期的に出没が確認されているツキノワグマやイノシシ等の侵入について、その対応方法や入込客への安全対策などを研究・協議するため、関係機関と連携し、有識者を交えた会議を開催しています。

環境影響評価調査、乗鞍シラビソ等立ち枯れ状況調査

 入込客が乗鞍地域の自然環境に与える影響を継続的に把握し、今後のマイカー規制や乗鞍環境保全税の見直しなど、乗鞍地域のあり方を検討するために、以下の調査を継続的に実施しています。

・大気環境状況調査 … 大気の汚染状況を示す二酸化硫黄等調査

・植生等影響調査 … 標準地における植物の種類数・植被率調査

・水質等調査 … 水素イオン濃度(pH)等酸性雨調査及び水質調査

・乗鞍シラビソ等立ち枯れ状況調査事業 … 主要な樹種(シラベ、ハイマツ)の立ち枯れ及び植物の移入状況調査(※3年に1回)

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