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令和2年度古川土木事務所事業成果
古川土木事務所では、令和2年度県土整備部基本目標である「明日へつなぐ建設業の人材育成・確保と安全・安心な社会資本の整備」をめざし、地域づくりや安心安全な暮らしを支えるための様々な基盤整備事業を推進して参りました。
今年度の主な完成事業等を紹介いたします。
今後も、限られた予算のなか、優先度を充分に検討しながら未来の地域を支える事業を推進して参ります。
事業推進にあたり地域の皆様のご要望にお応えきれなかったり、ご迷惑をおかけすることもあろうかと思いますが、どうぞご理解とご協力をよろしくお願いします。
令和2年度主な事業成果
1.一般国道471号「麻生野工区」の事業推進
2.一般国道360号「種蔵・打保バイパス」のトンネル本体工事完成
3.一般県道清見河合線「新舟原橋」の橋梁補修の完成
4.主要地方道神岡河合線「神原トンネル」のトンネル修繕工事の完成
5.一般国道471号 「奥飛騨温泉郷一重ケ根(通称:熊坂)」のロードヒーティング工事の完成
6.一級河川宮川の河川改修事業の推進
7.飛騨市宮川町「コカ谷」砂防堰堤工事の完成
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1.一般国道471号「麻生野工区」の事業推進
一般国道471号の飛騨市神岡町麻生野(あそや)地内において、平成30年度より事業に着手しました。
当該路線は、富山市と松本市を結ぶ路線で、物流、観光アクセス道路として重要な役割を果たしております。
当該地域は2車線を確保しているものの、部分的に路肩が狭く、屈曲部の見通しが悪いため、路肩幅員の確保と、視距の確保を目的とした道路改良工事を順次進めております。
≪事業内容≫
事業着手 :平成30年度
全体事業費 :約3億円
計画諸元 :工事延長230m、車道幅員3m×2車線
≪位置図≫ ≪令和2年度完成区間≫
2.一般国道360号「種蔵・打保バイパス」のトンネル本体工事完成
一般国道360号飛騨市宮川町祢宜ケ沢上(ねがそれ)地内から巣之内地内において、平成9年度より、種蔵(たねくら)・打保(うつぼ)バイパスとして7.55km区間の整備を進めております。このたび、同バイパス区間のうち「(仮称)宮川2号トンネル(延長946m)」の本体工事が完了しました。現在は、トンネル設備、トンネル前後の明かり部工事を進めております。
種蔵・打保バイパスは、一般国道360号の防災および安全性を向上させ、狭い道幅や線形不良(見通しの悪い)区間を解消することを目的として整備を行っております。通行車両の安全や富山県への円滑な通行を確保するため、今後も継続的に整備を行っていきます。
≪(仮)宮川2号トンネル本体工事≫
工期 :平成29年度から令和3年度
工事費 :約23億円
施工企業:大日本土木・市川・H・C特定建設工事共同企業体
≪(仮)宮川2号トンネル 位置図≫
3.一般県道清見河合線「新舟原橋」の橋梁補修の完成
省令点検において、損傷、腐食その他の劣化その他の異常により健全性の判定が3となった橋梁の補修工事を進め、令和3年3月に完成しました。
着工前 完成
4.主要地方道神岡河合線「神原トンネル」のトンネル修繕工事の完成
省令点検において、損傷、腐食その他の劣化その他の異常により健全性の判定が3となったトンネルの修繕工事を進め、令和2年12月に完成しました。
着工前 完成
5.一般国道471号「奥飛騨温泉郷一重ケ根(通称:熊坂)」のロードヒーティング工事の完成
一般国道471号高山市奥飛騨温泉郷一重ケ根地内の通称熊坂において、平成28年度に着手した、ロードヒーティング事業(延長400m)が、令和2年12月に完成しました。これにより、積雪時のスタック車両の発生が解消されました。
着工前 完成
6.一級河川宮川の河川改修事業の推進
高山市及び飛騨市を流れる一級河川宮川は、平成16年台風23号洪水等甚大な浸水被害を受け、災害復旧事業や30年に一度の洪水が流下できるよう築堤工事や河道掘削工事などの河川改修事業を進めています。また、飛騨市古川町谷地区の河川狭窄部では、令和2年4月から「大規模特定河川事業」として集中的に洪水対策を進めるほか、「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策、5か年加速化対策」により河川改修事業を強力に推進しています。
7.飛騨市宮川町「コカ谷」砂防堰堤工事の完成
平成30年7月豪雨によりJR高山線の寸断など大規模な土砂災害が発生した飛騨市宮川町のコカ谷において、災害関連緊急砂防事業により高さ11m、長さ52mの砂防堰堤(透過型スリットダム)が完成しました。この堰堤により、上流に残る不安定な土砂や流木を捕捉します。
被災状況 完成