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第5回ぎふスタートアップカフェを開催しました
講師に先輩経営者の「教室から世界一周!」プロジェクト 代表 堂原有美さんと岐阜大学大学院に在学しており、学生起業家の卵である「JUST 10min(ジャストテンミニッツ)」代表 杉江萌花さんをお迎えし、起業に至る歩みや起業に向けた取り組みなどを語っていただきました。
後半はフリートークの時間として、盛んな交流が行われました。
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2019年、世界一周27の幸福国を巡り、幸せと教育の相関関係を探る旅へ出ました。そこで感じたのは、日本の教育には「個の尊重」と「多様性」が足りないということです。これがきっかけで、現プロジェクトを立ち上げました。 私がこのように感じるようになったのは、世界一周をして、世界を見てきたからです。そこで、子ども達にも同じように世界を見てもらえば、同じ思いを抱いてもらえるのではないかと考えました。 現在は、国内と海外の学校の教室をオンラインでつなぎ、子ども達の交流を図っています。各国の個性を生かした授業を行い、世界中の人に「多様な価値観と選択肢」を与えたいと思って取り組んでいます。 「社会を変える若者を育てる教育事業」を行っていくためにもマネタイズは欠かせません。企業・自治体や個人にもアプローチを行い、事業を継続していけるようチャレンジしたいです。 |
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岐阜大学教職大学院に在学しており、6つの教職免許を持っています。そんな私がどうして、教師を支援するアプリ「JUST 10min」の開発に至ったのか、学部生活を振り返りながらお話しします。皆さんが、これから満足のいく人生を送れる手がかりになると嬉しいです。 小学生の頃から「教師になること」が私の夢でした。その夢は揺らぐことはありませんでしたが、教員採用試験の直前に、仕事の大変さや教育現場を鑑みると、私が本来やりたいと思っている「子ども達の可能性を伸ばすサポート」ができるのか不安になりました。そうした時に、オンラインセミナーで、教育に対して熱い思いを持って活動している同世代の仲間と知り合い、私は「教師がもっと輝く教育現場にするために教師の働き方改革を支援したい」と、アプリの開発に乗り出しました。 思い立ったらすぐに行動し、東海発起業育成プロジェクト「Tongali」<外部リンク>にて、「JUST 10min」のアプリ開発の現メンバーと出会い、チームを立ち上げました。 学部生活を振り返ると、「やりたいことをやる」ことと、「周りに発信する」ことが今に大きく作用したと実感しています。1人でできることは少ないですが、やりたいことを発信していくことでできることが増えていきます。皆さんもそのように挑戦していただきたいです。 |
〇フリートーク
参加者からの質問には、「起業にあたって人とのつながりをどのように作ったか」、「自身にとって『起業』とは何か」など起業にまつわる多様な視点から質問が出ました。また、教育に関する質問や意見もあり、講師・参加者での活発な交流が行われました。
〇参加者の声
参加された方からは「すごく刺激を受けた」、「大変勉強になった」、「とても新鮮な話が聞けた」、「日本の教育について、自分も何かしらの形で協力できることはないかと考えるようになり、良い機会を得て満足している」などの感想があり、起業するにあたって、知見を広げる機会としていただくことができました。