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知事記者会見(平成28年7月7日)

記事ID:0014937 2016年7月12日更新 広報課 印刷ページ表示 大きな文字で印刷ページ表示

平成28年7月7日(木曜日)午後2時00分

広報課

 本日、発表項目の1つ目といたしまして、「健康づくり等に関する連携協定締結式」を行わせていただきます。そのために、大塚製薬(株)名古屋支店長の吉田雅郎様にご出席をいただいております。どうもありがとうございます。それでは、協定の締結に入らせていただきます。お手元の協定書にご署名いただきまして、署名が終わりましたら、協定書を交換してください。よろしくお願いいたします。

 (協定の締結)

ありがとうございました。
それでは、写真撮影に移らせていただきます。お手数ですが、お立ちをいただきまして、お二人で協定書をお持ちいただきまして、中央にお寄りください。

 (写真撮影)

ありがとうございました。
続きまして、知事よりご挨拶いたします。

知事  改めまして、協定を締結していただきました大塚製薬(株)名古屋支店の吉田支店長様をはじめ、関係者の方々に感謝を申し上げる次第でございます。この協定は、まさに内容にございますように、健康づくり、そしてスポーツの振興、災害対策の推進と、こういう3つの分野において、県と大塚製薬(株)が連携・協力するということで、県民の皆さまのこうした3つの分野での活動、生活を応援していくということでございます。今回は特に、生活習慣病の予防とか、あるいはスポーツによる熱中症対策など、様々な豊富なノウハウと知見をお持ちになっている大塚製薬(株)さんの方から、岐阜県民のために協力したいという申し出がございまして、私どもとしては大変有り難く受け止めさせていただいたということでございます。
3つの分野と申し上げましたけれども、健康づくりの分野では、食生活に関する研修会や、様々な研修会でのご指導とか、あるいは薬局、スーパー等、大塚製薬(株)の製品の販売店舗を活用したパンフレットの配架、その他ご支援いただくことになっております。
スポーツに関しましては、「ぎふ清流郡市対抗駅伝」でありますとか、FC岐阜、ラモス監督によるサッカー教室などのスポーツイベントに、給水用のスポーツドリンクを提供していただくと、あるいは熱中症予防講座といったところで講師を派遣していただくというようなことが考えられております。また、9月に「第70回全国レクリエーション大会in岐阜」がございますが、これにおきましても県下42市町村の全82会場におきまして給水ブースを設置していただくことになっております。また、2万4千人のこのレクリエーション競技の参加者全員に水分補給剤を配布していただくということになっております。また、スーパーあるいは薬局における大会のPRにもご支援いただけるということでございます。過去最大規模で行われますこのレクリエーション大会の一翼を担っていただくということでございます。
災害対策に関しましては、仮に本県で災害が発生しました場合に、県からの要請に則って、飲料、健康食品、衛生用品等の支援物資を迅速にご提供いただくということになっております。ちなみに、この4月の熊本地震におきましても、大塚製薬(株)におかれましては、ポカリスエットなどの飲料、カロリーメイトなどの健康食品、汗拭きシートなどの衛生用品といったものを大量にご提供ご支援いただいたというふうに聞いておりまして、私どもとしては大変心強い限りでございます。
今回のこの連携協定の締結を契機といたしまして、大塚製薬(株)さんとも益々協力関係を深めて、そして県民の健康づくり、あるいは生活の安全ということにつきまして確かなものにしていきたいと思っております。大変ありがとうございます。
広報課  ありがとうございました。
それでは続きまして、吉田支店長様、よろしくお願いします。

吉田支店長

 只今、ご紹介にあずかりました大塚製薬(株)ニュートラシューティカルズ事業部名古屋支店の吉田と申します。まずは本日、岐阜県との協定締結ということを古田知事のご決断をいただきまして、今回結ばせていただく運びとなりまして、大変光栄に感じまして、また嬉しく思っております。本当にありがとうございます。また、今回の協定締結にあたりまして、県の関連部署の皆様方にも大変ご検討、ご意見等をいただきながら、具体的な内容をどのように進めていくというようなことをご指示いただきました。こういったことを今日をスタートにしまして、徹底して私どもができることをやっていきたいというふうに思っております。本当にありがとうございます。
また、大塚製薬(株)でございますけれども、1921年にスタートした会社でございます。1964年には会社名を大塚製薬(株)という名前にいたしまして、創薬、お薬をつくるということと、もう一つはやはり健康人、健康の維持増進という両輪を事業活動としまして今、現在に至っておる次第でございます。こういったなかで、ライフスタイルあるいは食生活の色んな多様化の中で、消費者の方々が抱える健康問題といったところを一つ一つ解決していきたいということで、色々な商品のご提案ということと、また、それに関連した啓発活動というのを今日現在まで活動してきたところでございます。こういった活動の中でも、特に熱中症予防、あるいは食育、あるいは生活習慣病予防、またスポーツ栄養といったような分野で活動を主に行ってきた次第でございます。
今回、岐阜県様との締結を機に、更に県民の皆様お一人お一人の様々な健康問題というものに解決できるような活動をしてまいりたいというふうに思っております。微力ながらも頑張っていく所存でございます。特に、健康づくり、また、スポーツ立県・ぎふ、また、災害対策の推進といった大きな3つの事業で協働させていただく訳でございますけれども、特に今年に関しましては、「第70回全国レクリエーション大会in岐阜」というものを控えていらっしゃるというなかで、全面的な安全な運営を目的としまして飲料サポート、また大会の全面的なPR活動というところも弊社としてやっていきたいというふうに思っております。このイベント自体が健康というものをテーマとしましたイベントでございまして、特に県民の皆様の健康、あるいはスポーツ意識の高まりのなかでの、やはり健康づくりといったところの意識が高まるところで、岐阜県様の目指しておられます「明るく健康で心豊かに暮らし地域に元気あふれる(スポーツによる)清流の国ぎふ」というものを実現できることに、私どもが携われるということを非常に光栄に思っております。
また、古田知事の強いリーダーシップのもと、県庁のスタッフ皆様方からの様々なご意見、ご指導を頂戴しながら、さらにいい活動をさせていただけるよう、精進してまいる所存でございます。今後ともご指導の程よろしくお願いしながら、活動をさせていただきたいと思っております。ありがとうございます。
広報課  ありがとうございました。
それでは、皆様から質問をお受けしますが、最初に幹事社からお願いします。
記者  大塚製薬(株)は、こういった健康づくりの協定を複数の自治体と結ばれていると思いますが、岐阜県は何自治体目になりますか。

吉田支店長

 今日、岐阜県様と締結をさせていただきまして、都道府県の中では22件目となります。
記者  他に、市町村といったところとはどうですか。 

吉田支店長

 市町村様とも協定は、様々なテーマで結ばせていただいており、全国で20市町村と締結させていただいています。健康が一番のテーマとして、そういった活動をさせていただいています。
記者  先程、岐阜県はスポーツ立県で発展している、レク大会のこともありますけれども、他に岐阜県への取組みとしての特色について、考えていることはありますか。

吉田支店長

 私どもの持つ、スポーツ栄養というところを特に特徴として発揮していきたいと思っております。やはり2020年に迎える東京オリンピックに、岐阜県からの選手の輩出というところを、特に強調して私どもの活動としていきたいと考えています。

記者

 

 22件目とおっしゃいましたが、東海3県ではいかがですか。また、20市町村とおっしゃいましたが、岐阜市と最近締結したと思いますが、近県あるいは県内の締結状況はいかがですか。

吉田支店長

 東海エリアでは、三重県と5月に締結させていただきました。私どもの担当させていただいているエリアが、愛知県、岐阜県、三重県、長野県の4県でありますが、愛知県、長野県に関しましては、まだお話しをさせていただいているところです。市に関しましては、一部愛知県の方では尾張旭市、岐阜県の中では岐阜市、高山市といったような市でやはり健康、スポーツといったところを中心に活動をさせていただいております。

広報課

 それではこれをもちまして協定締結式を終了させていただきます。吉田支店長様には、ここでご退席をいただきます。どうもありがとうございました。

 (吉田支店長退席)

引き続き、知事定例会見を進めさせていただきます。
それでは知事よろしくお願いします。

知事

 私の方からは2点ありますが、いずれも昨年12月に認定をいただきました世界農業遺産に関連するものでございますが、一つはお手元の資料にありますように、7月24日(日曜日)を「GIAHS鮎の日」ということで、河川環境楽園、そして長良川流域におきましていくつかの行事を開催するということでございます。この「GIAHS鮎の日」をいつにするかということでありましたが、7月の第3月曜日が「海の日」になっておりまして、それから8月11日が「山の日」になっておりまして、清流長良川がこの山と海をつなぐという思いで、その中間にあたる7月第4日曜日を鮎の日にしようということで、世界農業遺産「清流長良川の鮎」推進協議会の方で制定していただいたということでございます。
今回は最初の「GIAHS鮎の日」でございますので、岐阜県のみならず長良川流域の4市である岐阜市、関市、美濃市及び郡上市、そして関係団体とも連携いたしまして多彩な行事を行っていこうということでございます。メイン会場は河川環境楽園でございますが、もう一つのテーマであります「岐阜県内水面漁業研修センター」の開所記念ということでワークショップを行いますし、(「清流長良川の鮎」の)ロゴマークの表彰式、パネル展をはじめ、鮎の生態を解説するポイントガイドなどを実施したいということでございます。(上着のピンバッジを示し)ちょうど今日着けてきておりますけれども、これが新しいロゴマークを付したピンバッジでございます。ちょうど夏休みに入って初めての週末であるということで、鮎のつかみ取り、ペーパークラフト教室、鮎の塩焼きや鮎菓子の販売等、ご家族、お子さん連れでお気軽に来ていただけるような機会も作りたいと思っております。
また、4市ではそれぞれに特色のある、鵜飼の説明や船頭体験、それから鮎のぼりの遊泳等イベントがございますし、長良川鉄道の観光列車「ながら」での鮎の日限定メニューの提供、さらには伝統漁法である鮎の友釣り教室など、流域の関係の方々にも大いに盛り上げていただくということでございます。
この取組みを通じて、「清流長良川の鮎」が持つ伝統、文化、魅力について、広く県民の皆さんに知っていただければと思っておりますのでよろしくお願いします。

 それからもう一つが今ちょっと触れましたが、「岐阜県内水面漁業研修センター」の開所ということでございます。これは実は世界農業遺産をいただく時に、国連食糧農業機関の方から、内水面漁業の世界農業遺産は初めてでございますので、この「長良川システム」と言いますか長良川における内水面漁業といったものをアフリカ、アジアなど開発途上地域にしっかり伝える、そして国際貢献の拠点として内水面漁業の研修をやってもらったらどうかという話がございました。
5月のベトナム・タイ訪問の際に、タイの東南アジア漁業開発センター(SEAFDEC(シーフデック))との間で内水面漁業の発展に向けた技術協力に関する覚書を締結いたしましたし、また、タイの農業協同組合省次官との間では、研修生の派遣についても合意をしたところでございます。
このセンターで(実施する支援内容)は、お手元の資料にもございますけれども、開発途上地域の方々を受け入れて研修していくというのが一つ。第一号が7月24日(日曜日)からでございますが、北アフリカ諸国の10名を受け入れるということでございます。2つめは、逆に開発途上地域へ研究員を派遣すると、現地で指導をするということで、これも先方のリクエストに応じてやっていこうというものでございます。
開所式では、水産庁、国連食糧農業機関、それから東南アジア漁業開発センターの関係者の方々にもご出席をいただきまして、看板の除幕、施設案内、それからワークショップということで、国連食糧農業機関アジア・太平洋地域事務所代表のカディレサン氏というインド出身の女性の方でございますが、先般私もタイでお会いしましたけれども、基調講演等を予定しております。
この世界農業遺産は認定されるというだけではなく、国際貢献ということでこれを活かしていくことが大事ではないかと思っておりまして、そういうことを通じて本県の「長良川システム」をアピールしていきたいということでございます。
私の方からは以上でございます。

記者

 今回の参議院選挙のことで、新たに18歳選挙権や、また、与党が議席の3分の2を憲法改正のために達するかどうかなど、色々話題があるのですが、古田知事が注目されている点がありましたら教えてください。
知事  今、お話にありましたように、何年ぶりかに選挙権の範囲が大幅に変わりましたので、この18歳・19歳の方々の投票行動というのが、選挙を通じて、政治にどのように反映されていくかというところは、大いに注目しているところでございます。
色々な調査を見ていますと、18歳・19歳のこの参議院選挙への関心の度合いが、40パーセント台のものもあれば、60パーセント台のものもあるということで、かなりバラつきがありまして、全国的にはどのあたりになるのかということも関心があります。それから、大学、高校構内で期日前投票所を、岐阜県の場合には県内4大学、朝日大学、聖徳学園大学、岐阜大学、岐阜経済大学、それから高等学校では1校、関商工ということで、キャンパスの中に設置しておりますので、こういったことがどのように投票行動につながっていくかというところが、大変興味があるところでございます。ただ、先だって福岡のうきは市、これは最初の18歳・19歳の投票であったわけでありますが、全体の投票率が56%に対して、18歳・19歳の投票率は38%ということで、かなりの差が出ておりますので、これは非常に残念な結果に思っておりますが、そういったことを踏まえて、今、選挙管理委員会を中心に、様々な形で啓発活動が行われておりますので、大いに関心を持って参加を得られたらということでございます。この選挙権年齢の引き下げは、70年ぶりですね。その辺りを注目して見ているということでございます。
記者  岸副知事が就任されまして、3月末以来の2人体制に戻りましたけれども、知事は就任について、しっかり汗を流して、よく県民の声に耳を傾けてほしいというお話だったんですけれども、上手副知事との仕事の職掌の棲み分けは、どういったことを考え、どういったことに取り組んでいかれますか。
知事  2人体制になりましたので、基本的にはそれぞれ役割分担をしようと思っておりますけれども、総括的なことについては、様々なテーマが入り組んできますし、人事とか予算とか色々なこともありますので、これは共通に、一緒に議論していくということです。部局で言えば、危機管理、環境生活、商工労働、健康福祉、こういったところは岸副知事にやってもらおうと。それから、農政、林政、都市建築、県土整備、こういったところは上手副知事にやってもらおうということで、大まかな整理はしております。
ただ、最近私どもは、例えばモノづくりと観光と農産物の輸出など、このようなものを一つのパッケージにして、相乗効果を期待しながら色々な政策をしていくということが多々ございますので、実際には、双方と相談しながらやっていく場面はかなりあるのではないかと思います。
この3ヶ月間、上手副知事にも相当負担をかけていましたので、ようやくまた本来の姿に戻りましたので、それぞれにそれぞれの分野で頑張ってもらいたいと思いますし、あと、二人で連携をとるべきところはとってもらって、相乗効果を高めてもらうということを期待しております。
記者  三重県の鈴木知事が今回の選挙の中で、自民党候補の応援に行ったことが、問題視されているというか、民主党の側からいかがなものかという声があるわけなんですが、知事としては鈴木知事の行動についてどのようなお考えでしょうか。
知事  それぞれの知事のそれぞれのお立場というか、それぞれお考えになることなので、それについて私から何か申し上げることはありませんが、私自身は、着任しましてすぐに総選挙になりまして、その総選挙が、小泉元総理の郵政選挙で、全国各地で色々な候補者が来て、マスコミ的に申し上げると刺客とか色々なことがありまして、岐阜県でも、相当厳しい選挙が展開されましたけれども、その時点以来、私自身は県民党ということで、できるだけ多くの方にご賛同いただいて県政をやらしていただくということなので、特定の候補、党派をどうするということはありません。県民党としての立場ということでずっと言ってきておりますし、その後もそれは一貫してやらしていただいておりますので、今回も私はそのような立場でやるということです。
それぞれの知事のそれぞれのご判断はあろうかと思いますので、特に私がどうこう言うものではなかろうと思っております。
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