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大布施自治振興会(富山県黒部市)

活動団体名等

大布施自治振興会

活動拠点

富山県黒部市

地区の概要

(大布施地区)世帯数は2,095戸、人口は6,046人、高齢化率は22%
・大規模な工場や商業施設があり、幹線国道も通っており、近隣からの転入により人口は増加している。
・北陸新幹線が開通(黒部宇奈月温泉駅が開業)し、観光客の増加にも期待が高まる。
(黒部市全体)世帯数は15,138戸、人口は41,983人、高齢化率は29.6%

活動内容

大布施治振興会では、3つの重点目標を立てて活動している。

(1)安全で安心なまちづくり

・交通安全の推進
・防犯活動防犯灯の戸籍づくりによる夜間の犯罪抑止
 (防犯灯の設置場所と近い場所に住む人の住所・連絡先を台帳にして整備し、維持点検を漏れなく行っている。)
・防災活動地域での合同防災訓練
 (大布施地区主要団体、当地区にある黒部市社会福祉協議会、JA、幼稚園が連携して合同で防災訓練を行っている。)

防災訓練1防災訓練2

(2)伝統、文化を継承し、活力あるまちづくり

・行事や伝統芸能を通して、地域住民同士の一体感の醸成、絆の深化を図っている。
・「区民大運動会」「ふれあい花壇作り」「公民館まつり」などの行事には、地域住民が大勢参加している(写真参照)。
・地域活性化の取り組みとして行っている「納涼盆踊り」では、小学生希望者を対象に盆踊りの講習会を行い、地域全体が盛り上がる行事となっている。

公民館まつりふれあい花壇盆踊り講習納涼盆踊り

(3)共に支え合い、心豊かなまちづくり

・三世代交流会、ふれあいランチ、シルバー談話室など、地域の高齢者が若い世代と交流し互いに支え合う行事に力を入れている。
・高齢者の見守りは、社会福祉協議会、郵便局や新聞配達、検診を行う電気・ガス事業者などと連携して行っている。
 また、一人暮らしの高齢者世帯の除雪も、地域で協力し合って迅速に対応できるようにしている。

三世代交流会三世代交流2

取り組むべき諸課題

(1)人材育成

・獅子舞や盆踊りなどの伝統文化は継承できているものの、青年団、婦人会の解散などで担い手は不足している。

(2)役員の順番制

・順番性にすれば安定して継続されていくが、任期が来ると役員が一斉に交代してしまい、活動の改善や発展につながりにくい。

(3)自治振興会の力

・地域のつながりにより参加者や協力者を集めるなど動員力は強いが、専門性に弱い部分があるため、関係団体などと連携して課題の解決に取り組む必要がある。

(4)役員構成の高齢化

・退職した世代が役員となれば、日中に行事がこなすことができるが、多様化する課題への対応には、若い世代との協働が必要である。

(5)自治振興会の活動

・地域全般にわたる活動に取り組んでいるが、今後も、さらに新たな課題へ取組んでいかなくてはならない。

解決策のヒント

(1)地区体育協会(未来のリーダー候補)

・体育協会には活気のある若者が大勢いる。協会と連携をとって、地域活動に取り組んでいきたい。ひいては、未来のリーダーとなるような人材を養成していきたい。

(2)スローガン(ロマンの可視化)

・自分たちの地域をこうしていきたいという熱意をスローガンにしている。スローガンの書かれたのぼり旗も作っている。

(3)若手・女性の活躍(柔軟な発想)

・年配者や男性が中心となってきた地域活動に、若手・女性に積極的に参加してもらい、意見を取り入れることで、これまでになかった柔軟な発想が生まれ、活動の新たな展開につながっていく。

スローガン1スローガン2スローガン3

今後の目標

 自ら、自分たちの地域課題を考え、行動し、解決し、自治力を高めながら「安全で安心住み心地のいい元気な大布施」を目指す。

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